鍵盤奏者(チェンバロ、オルガン、ピアノ)及び指揮者としてバッハ・コレギウム・ジャパンや横浜シンフォニエッタはじめ国内外の公演に多数出演。その演奏は「火花が散るほど熱くて説得力のある演奏」(独フォノ・フォラム誌)と評され、チェンバロソロ CD「rentontre」は各紙で絶賛される。新国立劇場《ポッペアの戴冠》、東京・春・音楽祭でのワーグナー作品の演出、ハクジュホールでのラモー作品の演出・指揮、調布音楽祭総合プロデューサー、九大フィル初代ミュージック・アドバイザーを務めるなど、公的フェスティヴァルや機関から信頼され、各方面から大きな期待が寄せられている。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開し、NHK制作の『アンサンブル・ジェネシス~光と影~』が好評を博す。またJ.S. バッハ BWV 190喪失楽章の復元や(Carus)、モーツァルト『レクイエム』の補筆・校訂が高い評価を得る。2015年2月まで首席指揮者を務めた横浜シンフォニエッタとは定期演奏会、サントリーホールのオープンハウス、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン等で定期的に共演を重ねている。
オランダ生まれ。東京藝術大学作曲科及び同大学院古楽科、ハーグ王立音楽院オルガン科及び即興演奏科修了。
鈴木雅明が世界の第一線で活躍するオリジナル楽器のスペシャリストを擁して結成したオーケストラと合唱団。J.S.バッハの宗教曲を中心に音楽作品の理想的な上演を目指して活動し、その演奏は「アンサンブル全体が協和しながら光を発するかのような響きの美しさ(朝日新聞)」と報じられる。1992年より東京・神戸での定期演奏会を開始、1999年からは海外公演も本格化し、ライプツィヒ・バッハ音楽祭、BBCプロムス、カーネギーホール等での演奏を通じて、年々その評価を高めている。2012年にはコンセルトヘボウ、聖トーマス教会をはじめとするヨーロッパ・ツアーで成功を収め、この3月には合唱団が鈴木雅明指揮ニューヨーク・フィル定期に出演し喝采を浴びた。また3.11にはNY聖トーマス教会において東日本大震災/ハリケーン・サンディ被災支援チャリティ公演を開催した。’14年3月ニュージーランドおよびスペイン・フランス公演、秋にはメキシコ公演を実施。’15年5月プラハの春国際音楽祭等に出演、絶賛を博す。
スウェーデンBISより80点に及ぶCDをリリースし、多くの賞を受賞。2010-11年には『バッハ:モテット全集』が独仏英3カ国のベスト・ディスク賞を獲得。2012 年には震災チャリティCD『Bach for Japan』をリリース。1995年から時系列順で取り組んできた<バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ>が、2013 年2月に全曲演奏・録音を完遂、大きな反響を呼んでいる。この教会カンタータ全曲録音完遂について、BISレコーズが2014年エコー・クラシック賞エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤーを部門を受賞。
※せんくら2016は室内楽編成での出演となります。