東京藝術大学を首席卒業。同大学院、及びオペラ研修所修了後、ボローニャ並びにウィーンに留学。
数々の国際コンクールで上位入賞後、欧州の主要歌劇場へ次々とデビュー。カターニア・ベッリーニ大劇場『清教徒』エルヴィーラ、ローマ歌劇場『ホフマン物語』オランピア、シュトゥットガルト州立劇場『皇帝ティトの慈悲』セルヴィーリア等大舞台で重要な役を演じ、オペラの母国で豊かな経験を積む。2000年には名門ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約し、『魔笛』夜の女王、『ファルスタッフ』ナンネッタ等に出演。
国内では『ばらの騎士』ゾフィー、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『こうもり』アデーレ等で好評を博す。最近では新国立劇場『ホフマン物語』オランピア、びわ湖ホール『リゴレット』ジルダ、二期会『魔笛』パミーナで絶賛されたのが記憶に新しい。また、幸田を“かぐや姫”役に想定して指揮者沼尻竜典氏が作曲したオペラ『竹取物語』は、2014年の初演以降も、2015年2月のハノイ公演、8月びわ湖ホールでの舞台上演日本初演と、いずれも称賛されている。
その他主要オーケストラとの共演や全国各地でのリサイタルなど多彩な活動を展開。
メディアへの登場も多く、NHK-FM「気ままにクラシック」で笑福亭笑瓶氏と4年間パーソナリティを務め人気を博し、2012年からはBSフジにて音楽&トーク番組「レシピ・アン」(毎週土曜日午後6時30分)にメインMCとして出演中。
CDはDENONレーベルより『スマイルー母を想うー』をはじめ7タイトルをリリース。
東日本大震災復興支援にも積極的に取り組んでおり、姉のヴァイオリニスト幸田さと子とのチャリティ・デュオコンサートは、本年5月8日(於:神戸新聞松方ホール)で6回目を迎える。
第14回五島記念文化財団オペラ新人賞、第38回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。
第3代クルーズアンバサダー(クルーズ振興大使)。
二期会会員
HP columbia.jp/koudahiroko/
国立音楽大学声楽科卒業、同大学院オペラコース修了。第51期二期会オペラ研修所修了、優秀賞受賞。2013年3月より文化庁派遣新進芸術家海外研修員として1年間フィレンツェにて研鑽を積む。
2010年東京二期会『魔笛』(テオドール・グシュルバウアー指揮/故・実相時昭雄演出)にパミーナ役で出演しデビューを飾り、瑞々しく清楚な演唱で好評を博した。続いて2011年、東京二期会『フィガロの結婚』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)にスザンナ役で出演。可憐でコケティシュなスザンナを演じ、観客を魅了した。同年東京二期会『ドン・ジョヴァンニ』(沼尻竜典指揮/カロリーネ・グルーバー演出)にツェルリーナ役で出演し、斬新な演出の中でも存在感を示した。また2012年、東京二期会『パリアッチ(道化師)』(パオロ・カリニャーニ指揮/田尾下哲演出)にネッダ役で出演し見事な演唱が絶賛を博す。留学から帰国後、二期会WEEK@サントリーホール2014では、三浦環生誕130周年を記念したオペラ朗読劇『ある晴れた日に…オペラ歌手三浦環物語』に三浦環役で出演。2015年東京二期会『魔笛』(デニス・ラッセル・ディヴィス指揮/宮本亜門演出)に再びパミーナ役で出演し公演の大成功に貢献。同年12月には神奈川県民ホール会館40周年記念公演オペラ『金閣寺』有為子役で出演する等、話題の公演への出演が続いた。2016年にはアンドレア・バッティストーニ指揮による九州交響楽団定期演奏会にて『道化師』ネッダ役を演奏し大好評を得た。その他の主なオペラ出演にモーツァルト『イドメネオ』エレットラ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『フィガロの結婚』伯爵夫人。プッチーニ『ラ・ボエーム』ミミ等。今後のオペラ界を担う逸材として大きな期待が寄せられている。コンサートソリストとしても下野竜也指揮大阪フィル「四季」、同楽団新春名曲コンサート、ベートーヴェン「第九」、フォーレ「レクイエム」、ウェーバー「魔弾の射手ミサ」等で活躍。めぐろパーシモン“これがオペラだ”シリーズ『トスカ』『蝶々夫人』『夕鶴』タイトルロールなど精力的に活動している。
2016年1月、NHKニューイヤーオペラコンサートに初出場を果たした。
2016年7月二期会『フィガロの結婚』(サッシャ・ゲッツェル指揮/宮本亜門演出)スザンナ役で出演予定。二期会会員。
www.makikoyoshime.com/ソプラノ歌手・嘉目真木子のオフィシャルウェブサイト
2012年、日本音楽コンクール声楽部門第1位。権威ある同コンクールにおいて、史上初めてカウンターテナーが優勝したことは、大きな話題となった。
13年5月にボローニャ歌劇場に開場250周年記念として上演されたグルック「クレーリアの勝利」マンニオ役に抜擢されてデビュー。続いて6月には同劇場でバッティステッリ「イタリア式離婚狂想曲」カルメロ役で出演、11月には日生劇場でのライマン「リア」エドガー役(下野竜也氏指揮・読売日本交響楽団)を好演。2017年4月にはライマン「メデア」(2010年ウィーン国立歌劇場初演)ヘロルド役で日本人カウンターテナーとして初めてウィーン国立歌劇場にデビューすることが発表されるなど、バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。
02年東京藝術大学卒業。05年新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ボローニャ、ロームミュージックファンデーション奨学生としてウィーンに留学。 03 年に新国立劇場公演「フィガロの結婚」(U.シルマー氏指揮)クルツィオ役でテノール歌手としてデビュー。11 年に歌手活動をカウンターテナーに転向。同年ローマ国際宗教音楽コンクールのファイナリスト。12 年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出され、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞した。
近年では、14年にオーケストラ・アンサンブル金沢のニューイヤーコンサート(井上道義氏指揮/全国4公演)、日本フィルハーモニー交響楽団(藤岡幸夫氏指揮)との「第九」アルトソロ、京都芸術センター主催のモノオペラ「ひとでなしの恋」(世界初演)主演。15年は王子ホール「バロック・ライヴ劇場」での鈴木優人氏との共演、いずみホールオペラ2015「魔笛」、東京オペラシティ文化財団主催「B→C:バッハからコンテンポラリーへ」公演では、バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを確かな表現力で見事に歌い上げ絶賛された。
16年は1月に行われた第59回NHKニューイヤーオペラコンサートに3年連続出演、7月には兵庫県立芸術文化センターで行われるブリテン「夏の夜の夢」(佐渡裕氏指揮)に主演が決定するなど活躍の場を広げている。
第19回松方ホール音楽賞受賞。第25回青山音楽賞青山賞受賞。
声楽を鈴木寛一、マイケル・チャンスなどの各氏に師事。宮崎県出身。ウィーン在住。
日本大学芸術学部音楽学科卒業、東京芸術大学大学院オペラ科修了。声楽を丹羽勝海、川上洋司、Yoko Takedaの各氏に師事。
第36回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門にて大賞(1位)受賞。ボローニャ国立音楽院へ留学。
その後、文化庁新進芸術家海外派遣員としてヴェローナに留学。
第17回リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクールにて第2位、並びに審査委員長特別賞を受賞。第80回日本音楽コンクールにて第1位、並びに聴衆賞を受賞。
秋山和慶、飯守泰次郎、飯森範親、大友直人、大野和士、佐渡裕、山田和樹、P.インキネン、D.インドヤン等の指揮者と国内外のオーケストラと共演。2016年は小林研一郎と「レクイエム」、高関健と「ファウストの劫罰」に出演予定。
オペラでは、新国立劇場「夜叉ヶ池」、藤原歌劇団「ラ・トラヴィアータ」「蝶々夫人」「仮面舞踏会」に出演。
平成25年度五島記念文化賞オペラ部門オペラ新人賞受賞。第23回出光音楽賞受賞。藤原歌劇団団員。在ヴェローナ。
宮城県出身。国立音楽大学卒業。同大学院修了。二期会オペラスタジオ修了。文化庁オペラ研修所修了。第8回日本声楽コンクール第1位。第69回日本音楽コンクール第3位入賞。同時に優れた日本歌曲の演奏者に授与される木下賞を受賞。第5回藤沢オペラコンクール第2位入賞など、数々の栄誉に輝く。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ボローニャにてバリトンのパオロ・コーニのもと研修を積む。03年アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール」で最高位入賞(順位なし)。入賞者記念コンサートと表彰式がギリシャ国内でテレビ放送された。これによりアテネ五輪の文化事業の一環として05年アテネのヘロド・アティクス野外劇場でオペラ『エウメニデス』(世界初演)に出演。これまで『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『セビリアの理髪師』フィガロ、『トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『カルメン』エスカミーリォなどの他、99年新国立劇場・二期会共催公演 原嘉壽子作『罪と罰』(初演)、2000年には二期会公演『魔笛』、02年新国立劇場小劇場オペラ『賢い女』に出演。古典から現代オペラまで幅広い作品で高い評価を得ている。03年秋には日生劇場開場40周年記念特別公演ベルク『ルル』(3幕版/日本初演)に出演し好評を博した。06年東京二期会『ラ・ボエーム』マルチェッロ、07年新国立劇場『西部の娘』ベッロ、09年6-7月佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』エスカミーリョ、東京二期会『ラ・ボエーム』マルチェッロ、同『カプリッチョ』伯爵等出演。近年では、2014年2月東京二期会『ドン・カルロ』ロドリーゴ、5月新国立劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』アルフィオ、7月同鑑賞教室『蝶々夫人』シャープレス、15年2月東京二期会『リゴレット』タイトルロール、6月新国立劇場『沈黙』ヴァリニャーノ、16年2月東京二期会『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵等に出演。
コンサートにおいてもヘンデル「メサイア」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」等や、ドイツ・リート、日本歌曲の演奏会に出演し、いずれも好評を博す。12年NHKニューイヤーオペラコンサートでも『カルメン』エスカミーリョの演唱で聴衆を魅了した。クラシカル・クロスオーバー「The JADE(ザ・ジェイド)」メンバー。二期会会員
作曲家・ピアニスト。神奈川県出身。東京芸術大学作曲科を首席で卒業し、同大学大学院修了。
在学中より自作自演による活動を始め、コンクール等にも自演により入選、入賞の経験を持つ。作曲家としても、東京芸術大学打楽器アンサンブルコンサートの学生公募作品の代表として選ばれ初演された他、アジアミュージックフォーラム韓国公演に日本代表として参加など、実績を積む。活動は、その後海外にも向けられ、ロンドンのセント・ジェームス教会(イギリス赤十字社主催)や、イタリアなどでも自作品によるコンサートを開き好評を得る。
これまでにNHK−FM「FMリサイタル」、「名曲リサイタル」などに出演、自作品を演奏し、放送終了後、リスナーからの問い合わせが多数寄せられるなど、反響を呼んだ。
2001年4月、デビューCD「SOLO」(アートユニオン/ART-3067)を発売。2002年10月には、同CDの収録曲の楽譜集も出版。
2003年1月、女声合唱組曲「5つのソネット」の楽譜を出版し、同年3月、ムジークフェライン・ブラームスザールにてウィーンデビューを果たした。
2005年6月、日本を代表するクラシカル・サクソフォン奏者、須川展也からの委嘱により、「スロヴァキアン・ラプソディ〜サクソフォンとオーケストラのための〜」を作曲、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演(サントリーホール)で初演され、好評を博した。同作品は、須川展也のアルバムにも収録され(金聖響指揮、東京交響楽団)、また2009年3月ブラティスラヴァにても演奏され満場の喝采を浴びた。
2006年自身初のオペラ作品「ヤマタノオロチ」を発表、日経紙上などで絶賛される。神奈川フィルの定期演奏会で新作「刻の里標石」(ときのマイルストーン)を初演し、高い評価を受けた。(同作品は、2008年3月、東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念公演にて再演された)
2007年秋、「個典」を開催。
2009年4月、宮本益光作詞による合唱組曲「あしたのうた」が音楽之友社より出版された。
作品としては2012年≪福島復興・復活オペラプロジェクト≫作品「白虎」。(13年第11回佐川吉男音楽賞受賞。)2013年管弦楽曲「Legends in the Sky」、2014年連作歌曲「二本の木」(王子ホール委嘱作品)、2015年「地球をつつむ歌声」(2015年NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲(作詞:日野原重明))など、オペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評がある。村治佳織、山形由美、宮本益光、奥村愛など多くのソリストに楽曲提供をしており、共演ピアニストとしても評価が高い。いわゆる「現代音楽」とは全く異なる視点で書かれた、美しく斬新な抒情性に満ちた作品は、多くの愛好者を持っている。独自の視点、切り口で企画する公演や講座などのプロデュース力にも注目を集めている。
桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてイタリア・ミラノに留学。藤原歌劇団公演の音楽スタッフとして「椿姫」「蝶々夫人」「ランスへの旅」「リゴレット」「セヴィリアの理髪師」「フィガロの結婚」「カルメン」等に携わる他、「愛の妙薬」公演ではチェンバロ奏者を務めた。その他、日本を代表する歌手とのリサイタル・コンサートやNHK–FM放送での共演ピアニストとしても活躍の場を広げている。藤原歌劇団によるオペラ名曲集CD『Bravi!』vol.2,3の収録に参加。藤原歌劇団団員。