1927共演:石野 真穂(ピアノ)(C)篠原栄治

アーティスト名 / パート

成田 博之(NARITA Hiroyuki) / 声楽(バリトン)

出演する公演番号

19,27,83

宮城県出身。
国立音楽大学声楽学科卒業。同大学院オペラコース修了。二期会オペラスタジオ修了。
文化庁オペラ研修所修了。
第8回日本声楽コンクール第1位。
第69回日本音楽コンクール第3位入賞。同時に優れた日本歌曲の演奏者に授与される木下賞を受賞。

第5回藤沢オペラコンクール第2位入賞など、数々の栄誉に輝く。
文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ボローニャにてバリトンのパオロ・コーニのもと研修を積む。
03年アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール」で最高位入賞(順位なし)。

入賞者記念コンサートと表彰式がギリシャ国内でテレビ放送された。これによりアテネ五輪の文化事業の一環として05年アテネのヘロド・アティクス野外劇場でオペラ『エウメニデス』(世界初演)に出演。これまで『フィガロの結婚』のアルマヴィーヴァ伯爵、『セビリアの理髪師』のフィガロ、『トロヴァトーレ』のルーナ伯爵、『カルメン』のエスカミーリォなどの他、『祝い歌が流れる夜に』や『那須与一』等にも出演。
1999年新国立劇場・二期会共催公演 原嘉壽子作『罪と罰』(初演)、2000年には二期会公演『魔笛』、2002年新国立劇場小劇場オペラ『賢い女』に出演。

古典から現代オペラまで幅広い作品で高い評価を得ている。
2003年秋には日生劇場開場40周年記念特別公演、ベルク『ルル』(3幕版/日本初演)に出演し、好評を博した。また、2004にはサントリーホール・オペラ『トスカ』、2005年同『ラ・ボエーム』に出演し、世界的なアーティストに一歩も引けを取らぬ演奏で注目を集めた。
2006年二期会公演『ラ・ボエーム』マルチェッロ、2007年4月新国立劇場公演『西部の娘』ベッロに出演。2009年6-7月、佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』(兵庫 東京 愛知)エスカミーリォでも好評を博した。

二期会オペラ『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『カプリッチョ』伯爵、2013年1-2月、新国立劇場『愛の妙薬』ベルコーレ等に出演し好評を博している。

コンサートに於いてもヘンデル「メサイア」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」等や、ドイツ・リート、日本歌曲の演奏会に出演し、いずれも好評を博す。

2012年1月、NHKニューイヤーオペラコンサートでも『カルメン』エスカミリオの演唱で聴衆を魅了した。

2012年6月9日、バリトンリサイタルを開催しオペラ黄金時代に活躍したエットレ・バスティアニーニに影響を受けた成田が、故バスティアニーニへのオマージュとして、バスティアニーニの伝説的リサイタルのプログラムを再現。CD「成田博之バリトン・リサイタル」をリリースし好評を博した。

クラシカル・クロスオーバー「The JADE(ザ・ジェイド)」メンバー。アルバム「手紙」「リヴァイブ」を発売。 「THE JADE」二期会会員。