共演:佐藤 亜紀子(リュート)

アーティスト名 / パート

高橋 絵里(TAKAHASHI Eri) / 声楽(ソプラノ)

出演する公演番号

57

宮城学院女子大学音楽科声楽専攻卒業。オランダのアムステルダム音楽院(旧スヴェーリンク音楽院)卒業。声楽を布田庸子、遠藤恭子、鈴木優子、マックス・ファン・エグモント、ペーター・コーイ、ハワード・クルーク各氏に師事。ユトレヒト、バルセロナの国際古楽フェスティバルにソリストとして出演する他、オランダ、ベルギー、スペイン、韓国において多くの古楽器グループと共演し、主にバロック期のソロカンタータを演奏。ギルトン・カレッジ合唱団(イギリス)と共演しバッハの受難曲のソリストを務める。オランダ・バッハ協会、カペラ・フィグラリス、バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして国内外のコンサートツアーとレコーディングに参加。現在は仙台を拠点に演奏活動を行う。第14回仙台市芸術祭スペシャルセレクションにおいて採択企画主催。尚絅音楽教室少年少女合唱団指揮。 アンサンブル・オルフェ指導。女声合唱団マリアベルハーモニー、女声合唱団パパラチア、混声合唱団若草のボイストレーナー。

「人の声にそっと寄り添う楽器リュート。リュートの起源は古く、中世アラビアの「ウード」という弦楽器が始まりです。それがヨーロッパに持ち込まれ進化したものが「リュート」になり、シルクロードを渡って日本に持ち込まれたものが、のちの「琵琶」になりました。リュートがもつ古雅な響きは私たち日本人の心に自然に馴染む音色です。
シェイクスピア生誕450年の今年、その劇にも多く登場するリュートとともに、当時のイギリスの歌を歌えることは大きな喜びです。また、サロンへと誘うかのような美しいフランスの宮廷歌曲を皆様の前で演奏できることを、心より嬉しく思います。民衆から上流階級まで、当時の人々が楽しんだ音楽を是非聴きにいらしてください。」

佐藤 亜紀子(リュート)
東京芸術大学音楽学部楽理科卒。在学中に左近径介氏と水戸茂雄氏にリュートの指導を受ける。ドイツ国立ケルン音楽大学でコンラート・ユングヘーネル氏に師事し、2000年にソリスト・ディプロマ取得。その後、スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでホプキ ンソン・スミス氏に師事。2003年に帰国。同年より2010年3月まで東京芸術大学音楽学部古楽科教育研究助手を務める。2011年文化庁新進芸術家海外研修員としてスペインのバルセロナ高等音楽院にてシャビエル・ドゥラトーレ氏にバロックギターを師事。演奏では独奏や通奏低音奏者として様々な演奏家と共演している。「アンサンブル室町」「ラ・ストラヴァガン ツァ東京」「Seven Tears Consort」メンバー。2009年には台東区芸術文化支援制度対象事業として音楽物語「ジョン・ダウランド物語」をプロデュースし、好評を博した。また日本リュート協会の会員として、会報にリュートに関する様々なテーマの記事を執筆している。現在、アイゼナハ音楽院リュートクラス講師。アトリエ楽古主宰。