歌に生き、旅に行き!?

2016.09.07| 鈴木 優人

仙台のみなさん、こんにちは!

「せんくらブログ」を毎日読んでくださりありがとうございます。

 

さて、私は昨日からポーランドに来ています。

2016年ヨーロッパ文化首都に指定されたヴロツワフの町で開かれている古楽音楽祭「Wratislavia Cantans ヴロツワヴィア・カンタンス」(長い名前!)に参加するためです。町の中心に建てられた新しく立派なコンサートホールを中心にヨーロッパ中の音楽家や団体が招かれています。

私が首席オルガン奏者として参加するEnsemble Vox Luminis アンサンブル・ヴォクス・ルミニスも2公演に招かれ、バッハ一族の作品を演奏します。

 

私とヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のリカルド以外は全員歌手、というグループですので、みんないい声でワイワイ楽しい仕事です。

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Vox Luminisのみんなと

 

このように「歌手」の方々とご一緒するのが私の仕事の大半を占めています。音楽は、何と言っても「歌」から出発しているので、当たり前かもしれませんね!

 

今回のせんくらでは初登場のカウンターテナー藤木大地さんと一緒に「詩人の恋」を演奏できるのは嬉しいことです。

ハイネの素晴らしい詩にシューマンが曲をつけたこの素晴らしい歌曲は、学生時代よりたくさん演奏してきましたが、カウンターテナーと演奏するのは今回が初めて。ほとんどのお客様にとって新しい体験ではないかと思います。

「テノール時代」から長いこと友人の藤木さんとだからこそ挑める新しい表現になるのではないか、といまから楽しみです。

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藤木大地さんと共演した「NHKニューイヤーオペラコンサート」の演奏直後

 

私ごとですが、今年の5月に待望の娘が生まれました。

 

♪素晴らしく美しい五月に〜

と歌いだす詩人の恋の歌い出しに、より実感がこめられそうな気がしています。

 

「せんくらブログ」私の担当週は今日までです。

みなさん、次は演奏会場でお会いしましょう!

 

明日からはピアノの中川賢一さん、宮城教育大学リコーダーずの皆さんがブログに登場します。どうぞお楽しみに!!

 

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娘とオルガン演奏台で記念撮影

 

 

鈴木優人(チェンバロ)

バッハ・コレギウム・ジャパン!

2016.09.06| 鈴木 優人

仙台の皆さん、こんにちは!

 

私はいま演奏旅行中です。昨晩ドイツ・フランクフルトでの演奏会を終えて、今日はポーランドのヴロツワフに移動する日。しかも移動してすぐリハーサルです。

音楽家には旅がつきものですので、自分が飛行機大好き人間で本当によかったなあ、とつくづく思います。

 

特に今日の機材はエンブラエル190という、座席がたった4列しかない機体で、自家用機気分で飛べるので楽しみです。

エンブラエルというのは、リオデジャネイロ・オリンピックも大成功に収めたブラジルが誇る航空機製造会社で・・・(おっと、飛行機の話で終わってしまわないようにしないと!)

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スキポール空港の様子

 

さあ、それでは昔の音楽家も旅をしていたのでしょうか。

 

ヘンデルやモーツァルトは好きだったかどうかはともかく、電車もバスも飛行機もない時代にヨーロッパを股にかけて旅していました。

 

しかしかの大バッハは、というと、実は今のドイツの中を音楽修行やお殿様のお供で旅したのが精一杯で、どうやらあまり旅好きではなかったのではないか、と思います。あるいは子供がたくさんいたので、旅どころではなかったのかもしれません。

 

そうやって家にこもって作曲してくれていたおかげで、1000曲以上もの作品を私たちに残してくれたのですから、ありがたいですね。

 

さて、そのバッハの作品のうち2割ほどを占める「教会カンタータ」を18年の歳月をかけて全曲演奏・録音するという偉業を成し遂げた日本のグループがあります。

その他、あまり知られていませんが、カーネギーホールやリンカーンセンター、ウォルト・ディズニーホール、コンセルトヘボウ、バービカンセンターを始め、世界各地から招きを受けて、毎年のように演奏旅行をしています。

 

そのバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)がせんくらに初登場する、というのは今年のビッグニュースではないでしょうか!

(以上、手前味噌度推定120%でした)

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カーネギーホールのカーテンコール

 

しかも今回は、BCJのその長い歴史を支えてきたコンサートマスター若松夏美さんが、地元仙台でブランデンブルク協奏曲とヴィヴァルディの「四季」という二つのソロを聴かせてくれる、という滅多にないプログラムです。

 

というわけで、仙台の皆さん、ぜひ応援に来てくださいね〜♪

公演番号【24】 『必聴!バッハ・コレギウム・ジャパンの「バッハ」』
公演番号【25】 『必聴!バッハ・コレギウム・ジャパンのヴィヴァルディ「四季」』

 

なお、仙台にはバッハ・コレギウム・ジャパンのファンクラブ「仙台バッハ・コレギウム倶楽部」もありますよ!ぜひご覧ください↓

http://sbcc-org.blogspot.de/

 

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調布音楽祭にて。深大寺のご住職、鈴木雅明、若松夏美さんと

 

 

鈴木優人(チェンバロ)

ゴルトベルク変奏曲について

2016.09.05| 鈴木 優人

仙台の皆さん、こんにちは!昨年より「せんくら」に登場しました鈴木優人です。

 

昨年は音楽祭の楽しい雰囲気やお客様との交流、それに牛タンなど仙台を堪能しました。

今年も、昨年に引き続き「フェスティバル・ソロイスツ」などバリエーション豊かな5公演に出演します。ぜひご声援いただければ嬉しいです。

 

さて今年の演奏会の中で、鍵盤楽器奏者的にひときわ重要な作品がバッハの「ゴルトベルク変奏曲」です。今回は繰り返しをカットすることにより1時間で全てを弾ききります。

 

「クラヴィーア練習曲集」の名前で、バッハの生前に出版された珍しい作品。それだけバッハの作曲技術の粋が込められています。

 

特に3曲ごとにやってくるカノンでわかります。

 

最初は同度、つまり追いかける声部が元のメロディと同じ高さですが、次は2度、次は3度、と間隔が開いていきます。カノンってただでさえ書くのが難しいので、こういう人間離れした曲芸ができるバッハには本当にひれ伏すしかない、という気持ちにさせられます。

 

この作品は、ゴルトベルク伯爵が眠れないため、その入眠剤として書かれたという逸話がありますが、弾いている方はもう目が血走ってしまうような技巧的な作品のため、眠るどころではありません。

 

眠れる可能性があるとすれば、2曲ほどしかないゆったりしたテンポの楽章や、マイナーに転調している変奏曲でしょうか。これらだけは子守唄のような気持ちで弾くことができそうです。

 

ちなみに、よく「演奏会で寝るなんてけしからん」という声を聞くこともあるのですが、私は演奏会が心地よい時間になるならば寝ていただいても全く気になりません。自分で行ってつい寝てしまうこともよくあります(笑)

もちろん空いている椅子に横になったり、すごいいびきをかいたり、布団を持ち込んだりしなければ、ですが!

 

チケットは早々に完売してしまったそうですが、「ゴルトベルク変奏曲」どうか皆様の良いひと時になりますように♪

 

Harpsichord seoul

 

鈴木優人(チェンバロ)

ロワイヨモン修道院

2015.07.20| 鈴木優人

せんくらブログをご覧のみなさん、こんにちは!!!

「最近訪れた国」シリーズ、今日はまさにこのブログを書いているフランスのロワイヨモン修道院からお届けします!

 

写真1

 

緑に囲まれた静かな修道院で、今週はマスタークラスをしていました!

フランスの若者たちと楽しい毎日です♪

 

写真2

 

ここの修道院は、演奏会のシリーズもとても充実しているだけでなく・・・

素晴らしいライブラリーがあるのです!!

 

写真3

 

これはJ.S.バッハの息子、C.P.E.バッハが書いた「正しいクラヴィーア奏法」初版本オリジナル!!!

他にもラモーやヘンデルのオペラ、フォーレの手紙・・・などなど宝の山です!!

もちろん全部オリジナル!

しかもすべて直に手にとって見られます。

すごい!!!!!

興奮して、みんなと楽譜を読みあさっていたら、レッスンの開始が1時間も遅れました(笑)

 

さらにチャペルに行くと・・・

 

写真4

 

カヴァイエ・コルというロマン派オルガンの名器!!

この修道院には初めて来ましたが、次から次へとものすごい遺産が出てくるので、とにかく圧倒されました。

中庭では映画の撮影もしてましたよ!

 

写真5

 

 

♪♪♪♪♪

 

さて、早いもので私のブログも今日で最終回でした!

お楽しみ頂けましたでしょうか!?

 

今年初参加のせんくらでは2公演に出演します♪

会場でみなさんとお目にかかれるのを楽しみにしています!

 

鈴木優人

フライブルクの小路

2015.07.19| 鈴木優人

せんくらブログをごらんのみなさん、こんにちは!

「最近訪れた国」シリーズ第2弾です!!

 

♪♪♪♪♪

 

先週はドイツ南西部の町、フライブルクに行きました!

フランスやスイスとの国境沿いにある、人口22万人の町です。
ちょうど私の地元、調布と同じくらいのサイズですね。

オランダにはない(!)町の高台に登ると、荘厳な大聖堂が見えます!!

写真1

 
町の随所には可愛らしい小路がたくさん。

写真2

ここはなんでも「世界の小路大賞」をとった小路だとか!
そんな賞あるんですね〜

仙台にはどんな小路があるかな。楽しみです!

 

さて、フライブルクには遊びに行ったのですが、実はドイツ・リートのパートナー、ドミニク・ヴェルナーさんとシューマンのリハーサルが主目的でした。

おうちに泊めてもらいましたので、お礼に日本酒をプレゼント。

 

写真3

ふたが閉まってて注げませんでした(笑)

ドミニクは日本酒が大好きなので、今度は東北のお酒をあげたいと思います(^^♪

 

*****

 

明日は「フランス」の予定です!

お楽しみに♪

 

鈴木優人

オランダから仙台へ!

2015.07.18| 鈴木優人

仙台のみなさん(そして仙台でないみなさんも)こんにちは!

今年せんくらに初参加することになりました鈴木優人(すずきまさと)です。よろしくお願いします!

しかも今日から3日間「せんくら」公式ブログを書かせていただくことになりました〜

お題は、「最近訪れた国」です。

一日ひとつずつ書こうと思いますので、楽しみにしてくださいね♪

 

♪♪♪♪♪

 

さて・・・・初日は、やはり私の住んでいるオランダ!!

オランダというと、風車とかチーズなどが有名ですが、私にとってはやはりパイプオルガンの国です!

小さい国なのに、歴史的なオルガンがたくさんあります。
7月には北の果てフリースランドにある、ハーリンゲンという港町でリサイタルをしました。

ここのオルガンの鍵盤はこんな感じ!

写真1

 

オランダは船乗りの国なので、なんでもごっついです。

鍵盤の両脇にならんでいるのは音色を変えるストップなのですが、これもごっついですね。

 

ちょっとやそっと乱暴に扱っても全然平気です(笑)

 

でも出てくる音は繊細なリコーダーのような音。

バッハをたくさん弾きました。

 

ホテルの窓からは、きれいなレンガ色の屋根の向こうにたくさん帆船のマストが見えて、なんだか旅情をかき立てられます(^^)

写真2

明日は、おとなり「ドイツ」について書こうと思います!

 

鈴木優人

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