音楽とともに

2016.06.21| 浅野 祥

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これは昨年もせんくらブログでご紹介しましたが、
僕の地元・宮城県の食のお話を。

宮城県仙台市は、仙台駅から車で20分も走れば海にも山にも行けます。
近年「食材王国みやぎ」と言われるように、海の幸も山の幸も、そしてお肉、郷土料理など、我らが宮城県は美味しいもので溢れています。

中でも特に、牛タン、ずんだ餅、笹かまぼこ、定義のあぶらあげなどはその代表格ですね。

 

そこで、今回僕が紹介したいのは「はらこ飯」です。

せんくらが開催される10月頃はちょうどはらこ飯の時期なんです。鮭を煮て、その煮汁でご飯を炊き、炊き上がったご飯に煮た鮭の切り身とイクラをのせる。これ僕の大好物です。

せんくらにお越しの皆さまは宮城県の方はもちろん、県外からも多くいらっしゃると伺っています。

是非せんくらにお越しの際は、もちろん駅弁でも売っていますが、せっかくはらこ飯の季節ですので出来立てを召し上がってみてください!

 

素敵な音楽とともに。

皆さまにとって素敵なせんくらになりますように。

 

浅野祥(津軽三味線)

北海道縦断ツアー

2016.06.20| 浅野 祥

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僕はいま北海道縦断ツアー中です。

仙台から初・函館新幹線に乗って函館へ。それから毎日公演しております。

函館→登別→札幌→小樽→旭川→浜頓別→網走→日高町の8市9公演。
今日は8公演目の網走公演です。

道内は車移動なのですが、町から町への距離がいちいちスゴイ!!地元の方は「すぐそこだよ〜近いよ〜」とおっしゃるのですが、それが実際は300〜400キロあったりします。ち、、、かくはないっ!(笑)

北海道はでっかいどう、身を以て実感しています。

 

さて、皆さま三味線を生で聴いたことがありますか?

僕が弾いているのは三味線の中でも、津軽三味線という種類のものです。

学術的には撥弦楽器に分類され、打楽器と弦楽器の両方を兼ね備えた楽器なんです。
そして津軽三味線の一番の先祖は、フランスはバロック時代の楽器、リュートです。
三味線も実はクラシカルな楽器、音楽と密接な関係にある楽器なんですよ。

時に迫力、時に繊細な津軽三味線の生音を、ぜひ聴きにいらしてください!

 

浅野祥(津軽三味線)

どうも、浅野祥です

2016.06.19| 浅野 祥

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せんくらブログをご覧の皆さま、こんにちは。津軽三味線の浅野祥です。

今年もせんくらに出演させていただけること、大変光栄でございます!

皆さま、今からもう今年のせんくらが待ち遠しいのではないでしょうか。

今年も豪華なアーティストの皆様がご出演されるということで、20周年へ向けた第一歩を、素晴らしい形で歩み出したせんくらは、改めて多くの方に愛されているフェスティバルなんだなと思いました。

昨年も素敵な時間を過ごさせていただきましたが、今年もそうなる予感!

9月30日(金)はイズミティ21にて、モダンバレエ・佐取純子さんとのコラボレーション公演
佐取さんとは今回初めてご一緒させていただきます。モダンバレエと津軽三味線の共通点は、創造性でしょうか。
せんくらならではのコラボレーションをお楽しみください。

そして10月1日(土)は日立システムズホールにて、スギテツさんとのコラボ公演
「もしも日本が鎖国制度をとらなかったら!?」というテーマで、クラシックの名曲と和楽器・津軽三味線の融合をお楽しみいただきます。
昨年はやらなかった新曲も演奏する予定ですので、こちらもぜひチェックしてみてください!

僕も今からワクワクです!

当日、皆さまと会場でお会いできることを楽しみにしております。

 

浅野祥(津軽三味線)

3日目

2015.06.14| 浅野祥

さて3日目の今日は「民謡」についてです。
津軽三味線はもともと民謡の伴奏楽器として生まれたもので、切っても切れない関係です。
僕も民謡が好きで幼い頃から唄ったり弾いたりしてきました。

そもそも民謡という音楽は、昨日の記事にも関連しますが、その土地の風土、習慣、文化などから大きく影響を受けてできている音楽だと思います。

例えば宮城県の民謡を見てみると、初日に書いた伊達政宗に関係する唄も多いです。伊達家の御家騒動を題材にした「先代萩」という歌舞伎の演目もありますが、伊達騒動を唄った「仙台大津絵」。
伊達家の家紋「竹に雀」という文句が入る唄としては「宮城野盆唄」や、宇和島伊達家と仙台伊達家の両家が顔を合わせた酒席で仙台側が唄った宮城県民謡「さんさ時雨」に対抗して、宇和島武士が即興で唄ったとされる愛媛県民謡「宇和島さんさ」など。
うんちくを知るとさらに面白さ倍増!の民謡も沢山あるんですよ。

それから、民謡ってけっこう日本全国繋がっているんです。
江戸時代に北前船の船頭さんたちが広めた唄に熊本県の「牛深はいや節」という唄があります。
この牛深はいや節を元に生まれた唄が日本中にあり、例えば長崎県「田助はいや節」、島根県「安来節」、広島県「三原やっさ」、新潟県「佐渡おけさ」、山形県「庄内はえや節」、秋田県「飴売り唄」、青森県「津軽あいや節」「南部あいや節」、北海道「ソーラン節」、宮城県「塩釜甚句」、徳島県「阿波踊り」などなど、約200曲以上あると言われています!

人と人のつながりがあったからこそ生まれた音楽、それが民謡なんですね。とても日本人らしい本当に素敵な音楽です。

今回のせんくらでは、そんな民謡を昔ながらの形でお届けするだけではなく、僕なりにアレンジをしてピアノやバイオリンと演奏したり唄ったりと、皆様に楽しんでいただけるよう色んなことを考えております!
もちろん民謡だけでなく、クラシック音楽やジャズなども演奏する予定ですので、ぜひみなさん会場へいらしてください!
当日、皆様とお会いできることを楽しみにしております!

3日間お付き合いいただき、ありがとうございました。
今年もせんくらを大いに楽しみましょうね!
津軽三味線の浅野祥でした。

(漁師が網を引くときの掛け声「エンヤードット」の囃し立て勢いの良い宮城県民謡・斎太郎節。実際網を引くテンポはどれくらいなのか、斎太郎節を体験しに行ったときの写真。)

(漁師が網を引くときの掛け声「エンヤードット」の囃し立て勢いの良い宮城県民謡・斎太郎節。実際網を引くテンポはどれくらいなのか、斎太郎節を体験しに行ったときの写真。)

 

 

浅野祥

2日目

2015.06.13| 浅野祥

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さて2日目は津軽三味線についてです!
津軽三味線の歴史は、世界で一番古い3本弦楽器と言われている中近東の「セタール」がシルクロードを通って中国へ渡り「サンシエン」に。琉球貿易の時代にそれが沖縄へ伝わり「三線」、さらにそれが進化しながら青森県まで伝わり生まれたのが「津軽三味線」です。
学術的には、津軽三味線は「リュート属」に属する楽器です。
二十歳の時、津軽三味線の先祖であるリュートと一緒にアルバムを制作するためフランスのリモージュという町へ行きました。そこで僕の2歳上のリュート奏者・トーマと出会いました。彼はクラシカルな音楽はもちろん素晴らしい上に、リュートでどんなジャンルの音楽も奏でていました。クラシック、ジャズ、ロック、パンク、ビートルズにジョニー・キャッシュなどなど。「音楽を心から楽しんでいる」彼の姿が今も鮮明に残っています。僕もトーマくらいの年齢になったら三味線で色んな音楽を弾いてみたい!と、それからたくさんのことにチャレンジをし、まだまだではありますが少しは彼に追いつけたかなと思っている次第です。
そんなトーマとのレコーディングは、日本古謡「さくらさくら」と、リュートのスタンダード歌曲「Flow my tears」をデュオで。その他の曲はヨーロッパ各国のジャズミュージシャンたちも加わってのものでした。
17世紀に建ったというお城でレコーディングをしたのですが、やはり石造りの中ではリュートの音はとても心地よく響きわたります。しかし津軽三味線は、撥のアタック音が強烈に反響してしまい絃のメロディラインがほとんど聴こえないという現象が起きました。そこでアルバムのプロデューサー・大島ミチルさんにも助言をいただき、そのレコーディング中に、皮に撥を叩きつけず絃のみを叩くという新しい奏法を見つけました。
これを津軽じょんから節などの民謡を弾く時に用いると、これまでにないじょんから節の音色に出会うこともできました。本当にあの経験には感謝しています。

この経験から確信したこと。それは音楽や楽器は、生まれた土地とかなり密接な関係性にあるということです!
三味線はやはり、畳にふすま!和室では撥のアタック音の反響もそれほどなく、心地よい響きになるのです。

ちなみにこの時のアルバムは「Believe」
ぜひこんな裏話を想像しながら聴いてみてください。

明日最終日は、「その土地ならではの音楽」日本の民謡について書いてみようと思います。
ぜひ明日もみに来てくださいね。

 
浅野祥

1日目

2015.06.12| 浅野祥

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せんくらブログをご覧の皆様、はじめまして。津軽三味線の浅野祥です。
今年はせんくら10周年!誠におめでとうございます。
このような素晴らしい音楽祭を10年間続けるということの裏には、スタッフの皆様の計り知れない苦労と努力があると思います。
今年のアニバーサリーも、せんくらを楽しみに待っている皆様がひとつとなって大いに盛り上げ、盛り上がり、素敵な時間になりますよう心から願っております。また自分もその輪の一員として、皆様と一緒に素敵な時間を過ごせる日を楽しみにしています!

さて、僕は仙台市出身です。せんくらにお出での皆様は宮城県の方はもとより、日本全国からいらっしゃることと思います。
そこで僕のブログ1日目は、宮城県の見どころやグルメについて書いてみたいと思います。

宮城・仙台といえば、何と言っても「独眼竜 伊達政宗」
最近、「仙台は東北のニューヨークだっぺ!自由の女神像ならぬ伊達政宗像があるんだぞ!」という漫才コンビ・U字工事さんのネタで全国の若い世代にも一躍有名になった伊達政宗像。(ちなみに仙台人としては、東北のニューヨークという響きがちょっと嬉しかったです。笑)
以前は仙台駅の構内にありましたが、今は青葉城址にあります。かつての天守台址らしく市街地を見下ろす一番景色の良い場所にあり、眼下に城下町であった町並みを一望することができます。バスも出ていますのでコンサートの合間や、終演後にちらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

次に「食」にいってみましょう。
仙台駅から車で約20分も走れば、海にも山にも行ける宮城県。最近では「食材王国みやぎ」なんて言われたりもしています。
海の幸も山の幸もとても美味しいです。牛タン、ずんだ、笹かまぼこ、油麩、定義の三角あぶらあげ。あと、おくずかけという郷土料理も。

そんな中でも今日、皆様にご紹介したいのは「はらこ飯」
せんくらが開催される10月ごろはちょうどはらこ飯の時期です。
鮭を煮て、その煮汁でご飯を炊き、炊き上がったご飯に鮭の切り身とイクラをのせて・・これ僕の一番の大好物です!もちろん駅弁でも売っていますが、10月は正に「はらこ飯」の季節ですので、ぜひ出来たてのはらこ飯を召し上がってみてください!

明日は僕がやっている津軽三味線について書いてみようと思います。

 

浅野祥

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