2007年09月15日

2007.09.15| 仲道郁代

今まで何回も書いてきましたが、仲道郁代は昨年の秋から今年にかけて「デビュー20周年」として全国各地でコンサートをさせていただいております。
そして本人もいろいろなところで話していますが「デビュー20周年」を、自分の周年を祝う年ではなくて、これまで支えてくださった多くのお客様への感謝の年だと考えているようです。

この思いは、各地でコンサートに「懐かしいお友達」が駆けつけてくださったり、デビュー当時のコンサートにいらしてくださった方が「なつかしくて」とそのころの思い出を話してくださったり、「今日は子どもと一緒に来ました」とサイン会に並んでくださったり、そんな再会があって、ますます強くなっているようです。

仙台は、仲道が生まれた土地です。
まだ赤ちゃんのころだったそうなので、しっかりとした記憶はないようですが、それでも街の雰囲気に懐かしいものを感じたり、ご両親から聞いた思い出話がよみがえってくることもあるようです。また1992年からは、仙台から近い「七ヶ浜国際村」のレジデント・アーティストをさせていただいていますから、とても親しみを感じています。

「今度のコンサートでも、多くの皆さまに出会い、そして再会できますように!」
最後に仲道からのメッセージを伝えさせていただき、この「せんくらブログ」を終わります。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。

ジャパン・アーツ 寺沢光子

2007年09月14日

2007.09.14| 仲道郁代

実は、とっても「健康オタク」な郁代さん。
サプリメントはもちろん、体に良いといわれる飲み物、かけるだけで血液の流れを良くするというタオルケットや枕カバー、和食を中心にした食生活、「ビリー隊長のブート・ザ・キャンプ」こそしていませんが、入浴後のストレッチなども心がけているようです。

数日前のブログでも書きましたが、郁代さんの将来の夢は「デビュー40周年にあたる2027年は、ベートーヴェンの没後200年。その時に十分満足のいくベートーヴェンを弾いていること」
数年前は、もう少し漠然と、「かわいい、おばあちゃんピアニストになること」と話していましたから、それが、より具体的になってきたということだと思います。

ところで、この「かわいい、おばあちゃんピアニスト」になるという夢、何かの取材を受けていて郁代さんがこう答えた瞬間、「なれますよ!」とつぶやいてしまったのを覚えています。アリシア・デ・ラローチャさんのように、ステージに登場しただけで、お客様が幸せになれる、そんなピアニストが目標だと話していたこともありました。20周年のリサイタルが終わったら、ひとつの節目でもありますので、またそんなことを郁代さんとも話してみたいと思っています。

さてさて、郁代さんに「おばあちゃんピアニスト」になっていただくために、私たちマネージャーもスケジュール管理に気を配っていき、無理をさせないように心がけています。しかし、ここが郁代さんが一筋縄ではいかないところなのですが、郁代さんが「忙しいほど燃える!」アーティストでもあるという事実です。もちろんハードスケジュールの前は、かなり前から計画的に準備を始め、直前は寝る間を惜しんで毎日を過ごし、体力的にはかなり厳しそうです。しかし、そういう時の方が、むしろ気力が満ちているのか、目が生き生きと輝くのです。少し余裕があって、のんびりできそうな時に限って寝込んでしまったり、何となくリキが入らない様子。

ということで、「せんくら」は、と申しますと、こちらもかなりハードスケジュール。
リハーサルの前日まで金沢で様々な演奏会をし、リハーサル当日に金沢から直接仙台入り。それでも、このコンサート聴けるかなと「せんくら」のスケジュール表を見たり、おいしいお店情報を入手したり、今からいろいろと計画を立てているようです!

仲道郁代のコンサートスケジュールなどは、こちらでチェックいただけます。
http://www.ikuyo-nakamichi.com/index.html

2007年09月13日

2007.09.13| 仲道郁代

最近、郁代さんのご自宅におジャマすると、「クレア」というミニチュアダックスフントが歓迎してくれます。

コンサートだけでもハードスケジュールなのに、家のことも「きちんと整頓されているのが好き」な性格のため何かと忙しい郁代さん。しかも今年は、しつこいようですがデビュー20周年!!!

当然、私は「犬を飼おうと思うの」と相談されたら反対していました。「えっ、誰がお世話するんですか?」「誰が毎日お散歩に連れていくんですか?」という、まるで犬を飼いたいとおねだりする子どもに聞くように!そして最後には、「せめて、20周年が終わってからにしたら・・・」と説得にかかっていたと思います。

しかし今回は、それを察知してか、「クレア」との出会いがあまりにも衝撃的だったのか、何の相談もなく、ある時お宅に伺ったら「クレア」がいたのです。

つぶらな黒い瞳と、スーッととおった鼻、そして何よりもピンピンとよく動くシッポがかわいい!

「小犬のワルツって弾いていて、本当に自分のシッポを追いかけるのかしら、と思っていたけれど、本当なんだね〜これが!」と郁代さんも話していましたが、私も、自分のシッポを追いかける小犬の姿を、仲道宅で始めて見ました。ちょっとドンくさくて、それでいて必死なところがかわいいです。

そんな小さかったクレアも、仲道家にもらわれてきてから早5ヶ月。トイレのしつけもバッチリ、お客様がくると静かにすることもできるようになって、少しづつレディになりつつあります。そしてなんと先日、取材まで受けてしまったのです。

まず、取材の時間はクレアが落ちついて、ご機嫌のよい午後の早い時間に設定。郁代ママは前日トリミングに連れて行き、万全!
クレアもとても「おりこうさん」にしていて取材もスムーズに進みました。これからも、クレアと一緒に取材を受けることも増えそうです。

ところで、今まで仲道郁代のいろいろなコンサートに足を運んでくださった方の中には、「仲道郁代」&犬、と聞くと「仲道郁代&仲道祐子デュオ・リサイタル」を思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか?姉妹でお話も交え、クリスマスの時期に全国各地で楽しいコンサートをさせていただきました。その時のプログラムに、アンダーソンの「ワルツィング・キャット」という、仲良くワルツを踊っていた猫たちが、犬の声にびっくりして逃げていく!という曲なのですが、その時ステージ袖から「犬」の鳴き声「ワン、ワン、ワン、ワン、、、ワン」と叫んでいたのは、私の同僚、仲道郁代のマネージャーでした。

そして今、未就学児童も入場できる「光のこどもたち」という、仲道が物語を読み、スクリーンを使いながら行う企画コンサートで、客席の一箇所に座り、プロジェクター操作を行っているのもマネージャー。

仲道郁代はもちろん、私たちマネージャー一同、コンサート会場でお会いするのを楽しみにしています!

2007年09月12日

2007.09.12| 仲道郁代

先日、今年の秋にリリースされるCDのジャケット撮影を行いました。
カメラマンの齋藤清貴さんは、女性誌などでご活躍。女優さん、モデルをきれいに撮るとひっぱりだこの方です。

最近、写真には特にこだわりの増した郁代さんが「どうしてこんなに上手なんですか!」と思わずつぶやいてしまったほど。郁代さんがきれいに写っているのはもちろんなのですが、1枚の写真の中に漂う空気感、あるひとつの世界が、しっかり主張されていて、とても魅力的なのです。

ところで、撮影いただいた写真をその場でパソコンに取り込んでいただき、画面でチェックしながらの会話。

「あっ、これいいですね。優しい感じ。」と、いつもお願いしているヘアメイクさん。
「これも素敵ですよ。少し憂いをおびて・・・」と、私。
「すっごく良いですね・・・さすが齋藤さん」と、アート・ディレクターさん。
そこへ郁代さんが、「私って、本当に・・・たれ目なんだねぇ」とひとこと。
思わず「そんな、今さら・・・」と言ってしまった私。
つくづく、言葉はよく考えて、よく選んで話さなくてはいけないと自戒しつつ、ヘアメイクさんの「そこが魅力なんですよ!だからかわいいんです。の一言に救われたのでした。

好評いただいています「デビュー20周年記念リサイタル(11月11日)」のチラシで使っている写真も斎藤さんに撮影いただいたもの。ぜひこちらでご覧ください。
http://www.japanarts.co.jp/html/2007/piano/nakamichi/index.htm

そして9月26日にリリースされる「Celeste 仲道郁代愛奏曲集」、10月24日にリリースされる「仲道郁代の軌跡」、演奏はもちろん写真もどうぞお楽しみに。
仲道郁代(ピアノ)

2007年09月11日

2007.09.11| 仲道郁代

最近郁代さんがはまっていること、それは「和の世界」です。
中でも「お茶の世界」には、毎月1回のお稽古をかかさず続け、すっかり魅了されているようです。

「お茶」のお稽古、郁代さんは昨年10月から通い始めました。
昨年の秋から今年の秋までを「デビュー20周年」と位置づけ、昨年10月に行った大阪ザ・シンフォニーホールでのリサイタルを皮切りに、11月5日には紀尾井ホールでベートーヴェンの超大曲「ハンマークラヴィーア」を含む「オール・ベートーヴェン・プログラム」のリサイタルを予定していましたので、突然郁代さんが「私、お茶のお稽古に行くことにしたの」という言葉に、すぐさま「えっ、でも、この時期じゃなくても!」と反対。

思えば、私は郁代さんに何でも反対するマネージャーです。「車の免許を取りたい」という郁代さんにも反対し続け、同僚に「仲道さんは、取ると決めたら取る人ですから、これからは彼女にいかに安全に運転してもらうかを考えましょう」となだめられたこともありました。今では車のない郁代さんは考えられないほどで、来週はなんと車の専門誌の取材を受けることになっていますし、私もコンサートの帰りなど助手席に乗せていただいたり・・・。感謝しています。。。

そして当初は反対していた「お茶」ですが、先日TVの取材でお稽古風景を撮影いただくことになり、私もその魅力、奥の深さに、少しだけ触れることができました。

まず感じたのは、何よりも「お茶の世界」は「心づくし」の積み重ねだということ。お稽古の時から、季節のお花、季節のお菓子、その時々に応じたお道具を準備なさいます。そのご準備も、何日も場合によっては何ヶ月も前からお考えになって、心を尽くされるそう・・・。

そして、「お茶の世界」は敷居が高い、とかたくなに信じていた私をホッとさせてくれたのが、お茶のお道具のひとつに、会によっては洋の世界で使われるナプキンリングを使うこともあるのよ、という先生のお話。もちろん由緒正しいお道具も、高価なお道具も使われるのでしょうが、何か思い入れのある品々をお道具として使う、そしてその理由をお客様に披露し心と心のやりとりをする・・・そんな、深く広くあたたかく世界。本当に素晴らしいですね。

ドタバタと過ごしている毎日。明日の準備どころか、1時間後の準備をしている日々・・・。

いつもぐちゃぐちゃのデスクですが、お花でも活けてみましょうか。
書類の山が崩れて水がこぼれると大変ですから、小さなグリーンにしましょう!

郁代さんが「お茶」のお稽古をしている様子は、次の番組でご覧いただけます。

「輝きの法則」 仲道郁代篇
2007年9月26日(水)22:48〜22:54放送予定 TV東京系全国6局ネット
http://www.tv-tokyo.co.jp/kagayaki/

そして珍しい郁代さんの着物姿は、9月25日発売の「クロワッサン」“着物の世界”も、あわせてご覧ください。

ジャパン・アーツ 寺沢光子

2007年09月10日

2007.09.10| 仲道郁代

Photo: Kiyotaka Saito

この「せんくらブログ」、たいていは出演するアーティストが書いているようですが、今週は仲道郁代のマネージャー、寺沢が書かせていただいております。

だからと言って仲道が「書きたくない」と言ったわけではありません。このブログ、最初にお話いただいた時、「アーティストではなく、スタッフの方がお書きになっても良いですよ!」とのことでしたので「私が書こう、いや書きたい」と思っていたのです!今週は、この「せんくらブログ」でしか披露されない「仲道郁代」をお楽しみください。

仲道は自分のオフィシャル・ホームページで「ダイアリー」なるコーナーで、毎日のことを皆さまにお知らせしていますので、仲道郁代の毎日はこちらでも、あわせてお楽しみいただけます。
仲道郁代オフィシャル・ホームページ http://www.ikuyo-nakamichi.com/index.html

この「ダイアリー」。
郁代さんはまるで小学生の夏休みの宿題(!)のように、何日間か何週間かをまとめて書いて、ホームページを管理してくださっている方にアップしてもらっていただいています。しばらくダイアリーが更新されないなぁ・・・と思っていると、ある時ドッサリ更新されている・・・そんなダイアリーです。

ダイアリーだけではなく、日々のいろいろな連絡も、郁代さんとはメールで行うことが多いです。自宅でパソコンに向かっている郁代さん。ゆったりとしたリビングで、紅茶など飲みながら、ピアニストですから、器用にキーボードをたたいている姿が浮かんだ皆さま!
実は、なんと、郁代さんはキーボードを、人差し指だけで打っているのです!!
(最近聞きましたら、右手は3本くらいの指で打てるようになった、と自慢そうに話していましたが!)
さらに驚くことなかれ、そのタイプのスピードたるや、私が10本の指でたたくよりも早いからびっくり!しかし、そのためか判りませんが「変換ミス」が多く、いつも郁代さんからのメールは楽しいのです。

今までの傑作は、モー津ァルト。
何だか、磯の香りただようモーツァルトが聞こえてきそうですね。
そして最高傑作は、割るとシュタイン。
これは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」のことなのですが、とても頑固そうなベートーヴェンの顔と一緒に浮かんできて、オフィスで大爆笑!してしまいました。

ところで、この「ワルトシュタイン」
仲道が11月11日サントリーホールで行います「デビュー20周年記念リサイタル」で、冒頭に演奏する曲です。ドッドッドッドッドッ・・・と、躍動的な、未来の足音のような音でスタート。ある評論家の方が「仲道さんがステージに立ち、ワルトシュタインを演奏し始める様子を創造しただけでカッコいい」とおっしゃってくださいましたが、私も同感。
こちらのコンサート、ありがたいことにS席は完売してしまいましたが、A席、B席はまだ大丈夫です。もぜひいらしてくださいね!

2007年09月09日

2007.09.09| 仲道郁代

Photo: Kiyotaka Saito

今日からブログを担当しますのは、仲道郁代が所属しております音楽事務所、ジャパン・アーツの寺沢光子です。どうぞよろしくお願いいたします。
今年初めて、この「せんくら」に出演させていただく仲道郁代。たくさんの皆さんにお聴きいただけるだけでも光栄ですのに、今回は特に、研究し続けているベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を演奏させていただけることを、とても喜んでいます。この場をお借りして「ありがとうございます!そして当日会場でお会いするのを楽しみにしています!」という仲道のメッセージを伝えさせていただきます。

ところで、この公演のタイトルは「女王?皇帝を弾く」ですね。これを見たときの郁代さんの反応はと申しますと・・・。
まず、とても早く反応しました!
そして「えっ、女王? これって私のこと?」と郁代さん。
恐る恐る「の、ようですね・・・」と答える私。
郁代さんも恐る恐る「でも、王女とか、姫ってわけにもいかないわよね・・・」
私もさらに小さな声で「そうですね・・・」
続けて、少し大きな声で「今年はデビュー20周年ですし・・・」と私。

そして、これは「皇帝」を弾くから、どうしても呼応した「女王」という言葉になってしまうこと、最後に「?」があること、などなど・・・このタイトルをめぐって、こんな微妙な(!)会話があったのでした。

しかしながら、やはり「女王」です。
今年デビュー20周年を迎えるというキャリアももちろんですが、ことベートーヴェンにかけては、ピアノ・ソナタの連続演奏会を始めた1997年から3回チクルス(全部で32曲もあるピアノ・ソナタを、何回かのコンサートに分けて演奏するシリーズ)を行い、「ピアノ・ソナタ全曲」を11巻に及ぶCDとしてリリース中。ピアノ協奏曲もこれまでに2回のチクルスを行い、今大注目のパーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマー・フィルとの共演でDVDとCDとしてリリース。とにかく、ここ10年間ベートーヴェンに特に集中してとりくみ、ありがたいことに、とても高い評価をいただいてきているのですから!

そんな郁代さんの夢は「デビュー40周年にあたる2027年は、ベートーヴェンの没後200年。その時に十分満足のいくベートーヴェンを弾いていること」
クラシック音楽を聴く楽しみのひとつに、同じ曲を違うアーティストで聴く、ということがありますが、きっと同じ曲を一人のアーティストで聴き続ける、という楽しみも、これまた大きな楽しみになることでしょう。
20年後、私はいったいいくつ・・・などとは考えず!これからもどんどん深みを増していく「仲道のベートーヴェン」を聴き続けていただけたら嬉しいです。

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