座談会2日目 「せんくらあってのエク?」

2006.08.12| クァルテット・エクセルシオ

エクマネージャー(以下E):こんにちは、エクマネです。今日も昨日に引き続き座談会です。よろしくお願いします。

一同:よろしくお願いします!!!

E:今日はVol.2「こころの響き」についてお話していただきましょう。ところで、みなさん普段から演奏旅行も多いと思いますが、旅の楽しみと言えば?

西野(以下N):それはやっぱり「食」です!演奏後(前も?)の楽しみのひとつ。その土地を知るにはまず、その土地の郷土料理です。

E:仙台では何を食べたいですか?やっぱり牛タン?

吉田(以下Y):もちろん!おいしいところをぜひ地元の方に教えて頂きたいですね。

大友(以下O):麦ご飯にとろろっていうのも滋養がありそうですし、体力勝負の音楽家にはすばらしいメニューです。

E:だったら演奏のエネルギーを蓄えるには仙台はうってつけですね。そういえば、Vol.2では宮城県にちなんだ曲を弾くと伺いましたが、、、。

山田(以下M):伊達政宗公の兵士送り出しの歌とも言われている「さんさ時雨」を演奏します。地方によってはお嫁に行く娘の送り出しにも歌われるそうですね。少し悲しげな曲。笹が雨に打たれて、さらさらと揺れる、そんな心の琴線に触れるような作品です。

E:ヤナーチェクの作品は?やはり悲しげですか?

O:老作曲家ヤナーチェクが若く魅力的な女性に許されぬ恋をしてしまう、自伝的で衝撃的な心の叫びです。

E:大友さんはブログ初日で熱く語ってらっしゃいましたね!この日は民族色も強いプログラムで、名曲「アメリカ」もありますね。

N:そうです!エクが誇る歌うヴィオリスト吉田さんのすごいソロからこの作品は始まります。ドヴォルザークはヤナーチェク同様チェコ出身で、アメリカに憧れてこの曲を書きました。この最初のメロディを聴くだけで、ああこの曲!ってわかります。

Y:またまたプレッシャーを!でも大好きな曲のひとつです。

M:2楽章ではチェロと第1ヴァイオリンの心が通い合っているように、響きがロマンチック。3と4楽章なんてウキウキしているドヴォルザークが目に見えるよう。

E:Vol.1と2でクァルテットの作品の違いを歴史や国を追って感じられそうですね、ぜひ続けて聴いて頂きたいと思います。

O:お時間があればぜひ!クァルテットはたった4人なので人間模様も観察できますよ。男性一人で大変だな?とか、はたまた羨ましいとか、、、思ってくれるかな?

N,M,Y:また、はっちゃん(大友君)ファン(男性の確率も高し!)が仙台にもできますよ!

一同:(爆笑)

E:最後にせんくらブログを読んでいらっしゃる方にぜひメッセージを!

O:ちょっと難しい、そんなイメージを持たれているのがクァルテットですが、僕たちはそんな常識を覆すようなコンサートを「せんくら」でもできると信じています。まずはエクを目の前で体験してもらって、その響きと4人の息づかいを感じてください。

一同:一週間おつきあい頂きありがとうございました。
仙台でお会いできるのを楽しみにしております!

エクのホームページに詳しい活動状況が載っています。
エクの日々の奮闘ぶりをぜひご覧ください。
http://www.quartet-excelsior.jp/

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

第1回座談会

2006.08.11| クァルテット・エクセルシオ

「エク仙台初見参!」

エクマネージャー(以下E):せんくらブログを読んでいらっしゃるみなさま、はじめまて、エクのマネージャー(通称 エクマネ)です。ブログの最後2日間に登場させていただきます。

E:エクのみなさん、こんにちは!いつも練習ご苦労様です。突然ですが座談会を設けて「せんくら」と「エク」について、みなさんにブログの最後2日間にわたって語って頂こうと思います。司会は私、エクマネです。よろしくおねがいします。

一同:よろしくお願いします。

大友(以下O):いやいや、今日もたくさん練習しましたけれど、天才ばかりの作曲家を相手に奮闘するのは大変です。

西野(以下N):ホントに!せんくらは2日間で2種類のプログラムを4回こなすから今から体力つけて、がんばっています。

吉田(以下Y):私は司会もあるから。。。。

一同:(吉田さんに向かって拝む)ありがたや、ありがたや

山田(以下M):そういえば、私はエクとしてまだ仙台には行ったことがありませんが、みんなは?(山田は新メンバー として3年目)

E:実はエク、仙台は初デビューなんですよ! この機会にエクの魅力を存分にお知らせしなくては!クァルテットってなんだろう?って思っていらっしゃる方も多いと思いますし。

O:弦楽四重奏のことをクァルテットといいます。第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという4つの楽器で構成されています。4重唱と同じで聴いていて心地よく、バランスよく音の高低を出す事が可能な組み合わせです。

E:今回のエクのコンサートには珍しくタイトルがついてますね。「めぐり逢う響き」このタイトルの意味についてもお話してください。

M:見えないもの「音」これがめぐり逢うって不思議に思われるかもしれませんが、クァルテットの作曲家、演奏家、聴衆、そしてコンサートに関わってくださるすべての方の気持ちが響き合い、めぐり逢う瞬間をこのコンサートで感じて頂けたらうれしいな、という思いでつけました。

Y:2種類のコンサートはそれぞれにタイトルがあります。これは各プログラムの特徴からつけたものです。Vol.1「響きの出会い」は、旅三昧だったモーツァルトが影響を受けた国や人々に触発されて書いた作品、そして日本の名曲「八木節」でクァルテットに出会って頂けるのも面白い体験かな?と思っています。

E:日本民謡「八木節」をクァルテットで、って割と普通に聞こえますけれど?

Y:それは少し違います。弦楽四重奏を便利に思っている作曲家も多くて、いろんな曲をアレンジすれば4人でなんでもできると利用される事もしばしば。まあ、実際にはかなり様々なことが可能な組み合わせだからこういう現象が起こるのですが、この日本民謡集はテーマを素材にして弦楽四重奏のために書かれています。

E:うーん、ちょっぴり難しい。でも聴けばその作品のすばらしさがわかる?

一同:もちろん!お祭りのようににぎやかで楽しいですよ!

E:この日はモーツァルトもたくさん演奏しますね。やはり生誕250年を意識して?

M:はい、もちろん。傑作「ハイドンセット」から必ず1曲という指示もプロデューサーの平井さんからあり、だったらモーツァルトをたくさん演奏したいと。

N:それにモーツァルトの作曲のおおまかな歴史も一回で追えます。kv.159は17歳のイタリア旅行のときに、kv.387は26歳でハイドンに献呈、kv.575はチェロの名手プロシア王のために33歳で書いています。

E:それはすごい、享年35歳だったモーツァルトの人生の大きなポイントを示していますね。エクにとってモーツァルトは特別ですか?

Y:もちろん!クァルテットを書いた作曲家はどの人もすばらしいですが、モーツァルトは本当に特別です。毎回発見があるし、とにかく驚かされます。

O:ほんまもんの天才です。僕はkv.387で宇宙を感じます。(遠い目、、、)

M:曲ごとに各楽器の特徴を捉えているのも面白いですよ。

N:モーツァルトが生涯にたくさん出会った響きをどうぞ聴いてくださいね。

E:楽しみにしています。明日はVol.2についてお話して頂きましょう。お疲れさまでした。

一同:お疲れさまでした、また明日!
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クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

2006年08月10日

2006.08.10| クァルテット・エクセルシオ

再び、クァルテット・エクセルシオの山田です。

今年4月、エクは珍しい国に招聘されました。
訪問先は世界遺産が数多くある、ウズベキスタン共和国。感動の連続でした。

成田から直行便で7時間ほどの適度な距離も魅力。

首都タシケントで熱烈な歓迎をうけたプログラムは、日本民謡集!「楽譜が欲しい〜」って終演後にたくさんの方が押し掛けてくださいました。

作曲なさった幸松肇さん、いつもありがとうございます!
もちろん「せんくら」でも演奏いたしますので、乞うご期待!

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

2006年08月09日

2006.08.09| クァルテット・エクセルシオ

はじめまして。エクのヴィオラ、吉田有紀子です。

「せんくら」のチラシを初めて拝見したときにはビックリ!!!一分一秒を争うかのようなスケジュール、パワフルですね!!!とても 楽しみです(^ o ^)

実は私、仙台にお邪魔させていただくのは、たしか二回目、しかも一回 目は遠〜い昔。。。牛タンを食べたことぐらいしか覚えてないんです(^^;)なので、とても楽しみにしています。(食べ物も楽しみですが、皆様に、お会いできることが、です!)

今回のプログラムにあるドヴォルザークの「アメリカ」。ぶっちゃけこの曲、昔は嫌いだったんです、私。でも、今は大好きです!子供の頃嫌いだった食べ物が、今は大好き・・・みたいな感覚(?)あの土臭さが、心にしみると言うかなんというか。

あれはエクがまだ卒業して間もない頃だったでしょうか。クァルテットのセミナーでウィーンへ行き、その時にチェコのプラハ・クァルテットの「アメリカ」を聴き、「こんなにも素晴らしい曲だったんだ!!!」と感動しました。その後、同じチェコのスメタナ・クァルテットでヴィオラを演奏していたミラン・シュカンパ(先生)のレッスンを受けました。

ドヴォルザーク万歳!!!「アメリカ」万歳!!!この曲は、日本の曲もしくは日本人の感覚に通ずるものがあるのではないか・・・と思います。「アメリカ」が好きな方はもちろん!むしろ嫌いな方!仙台で是非、エ クを聴きにいらしてください!!!何か新たなる感覚、発見がある!・・・といいなぁ・・・!

せんくらで皆様にお会いできることを楽しみにしています!!!

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

2006年08月08日

2006.08.08| クァルテット・エクセルシオ

初めまして、クァルテット・エクセルシオ1stヴァイオリンの西野 ゆかです。

10月のせんくら、私たちエクのコンサートも勿論ですが、フェスティバル全体がどんなふうに盛り上がるのか今からドキドキわくわくしていますっ!!

実は、ブログ初体験で一体何を書いたらよいのやら、と今も悩みながらパソコンに向かっておりますが・・・ここはやっぱりマジメに、「エクの今まで」を簡単に(ほんとに簡単です)お話しすることにします。

エク誕生から、今年で12年目になります。結成当初はただただ楽しくやっていたものが、いつの間にか楽しいだけでは許されない雰囲気になっていた事に気づき、無我夢中で突っ走り、成功した時の喜びは4倍ではなく4乗になるのだということを実感し、続けることの大変さに苦しみ、それでもクァルテットの魅力からは離れられず・・・あっという間ではありませんでしたが、12年も活動してきたと思うと結構びっくりです。

メンバーとはほとんど家族のようなお付き合い・・・というか、家族以上に長い時間を一緒に過ごすこともあり、いろんな意味で深い世界なのです。

みなさん、4人で作り上げるエクの「音」をぜひ聴きにいらして下さい!!

クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

2006年08月07日

2006.08.07| クァルテット・エクセルシオ

初めましてこんにちは!エクの第2ヴァイオリン奏者山田百子です。

「せんくら」この楽しいコンサートに興奮気味です。でもちょっぴり心配なことも。。。

3日間で101回もコンサートがあるなんて、可能なんだろうか?スタッフがどんなに大変か、考えただけでも卒倒しそうです。そんな中、たくさんの方に支えられて出演させて頂けるなんて、本当に光栄です。

演奏をすることも大変ですが、コンサートを準備するって本当に大変なんです。私たちはエク主催で定期公演を東京と京都で行いますが、会場予約、宣伝、チラシ&プログラム制作、集客、公演後の打ち上げ(これはしたくてやっている?)これをほとんど自分たちで手配します。これだけでいつもヘロヘロになってしまいます。

でも、演奏当日はお客様の対応はできないので、さらにたくさんの方に協力してもらいます。だから、いつも演奏に集中できるのは当日に協力してくださる方のおかげ、そしてもちろんその日までに準備に携わってくださる方、すべてです。

そんな行程が、こんどの「せんくら」では101回分あるんです!!私たちは演奏するだけ!スタッフにはとっても、とっても、とっても大変なことなんですよ。

こうやってブログを書かせてもらったりしても、最終的にどなたかが編集してくださるのです。すべてに人のぬくもりと熱い気持ちが「せんくら」に詰まっています。クァルテットの内声を主に担当している身としては、なんだかスタッフと同じ宿命を感じます。私も縁の下の力持ちのように、密度の濃い音楽の土台づくりをして登場できますように。

改めまして、スタッフのみなさま、いつもどうもありがとうございます!

そして、今後ともぜひよろしくお願いします!

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クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

2006年08月06日

2006.08.06| クァルテット・エクセルシオ

みなさま、こんにちは。クァルテット・エクセルシオ(通称「エク」) のチェリスト、大友です。

せんくら、とても楽しみにしております。

さて、仙台といえば、なんといっても伊達正宗。(あれ、牛タンじゃないんだ、ガク。)織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、そして伊達と、よくもまあとんでもない天才達がこう一時期に現れたものだと、驚きを感じます。もし伊達正宗がもう少し早く生まれていたら・・と想像を書き立てられるのも、歴史の面白いところです。

せんくらで演奏させて頂く中に、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」という作品があります。(せんくらでは時間の都合で第1楽章のみの演奏ですが)これは作曲される経緯としては少し変わっている作品です。

というのは、ヤナーチェクさんは、いうなれば自由恋愛家でありました。63歳のときに出会った40歳も年下の人妻に恋をし、10年の間に700通も手紙(もちろん熱烈なラブレター)を送っておりました。これが、自身がつけた「ないしょの手紙」という副題に通じるものといわれています。ヤナーチェクはこの曲の一音一音は君にくちづけをする、などという恥ずかしい手紙を山ほど送った、情熱家でした。

ヤナーチェクさんも結婚していたのですが、奥さんとはうまくいっておらず、結婚という約束を面倒なものと考えていたようです。第1番「クロイツェル・ソナタ」(トルストイの「クロイツェル・ソナタ」を読んでの作曲)も、トルストイの考えに共感したのではなく、登場する女性が結婚に縛られ、自由に恋愛も出来ない不幸(と、ヤナーチェクは感じた。)を描いた作品です。

家に来たヴァイオリニストがベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」を弾く姿にみとれた妻を、夫が疑心暗鬼にとりつかれ射殺してしまうのですが、まあ昔は、そんな事もあったかも知れません。今では見とれたからといって射殺する人は・・いや、最近びっくりする事件も多いから絶対ないと言い切れないところも書いている私も自分で驚きです。

ともかく、いい年した老人が、外聞もなく40年下の女性に恋をして、10年700通(平均月に6通ぐらいか)書き続けたその情熱だけには、頭が下がります、わたしは。

ヤナーチェクの「ないしょの手紙」、人間ヤナーチェクの感情を包み隠さずに表した、とてもロマンチックな作品です。ぜひ聴きにいらしてください。全楽章聴きたくなったかたは、11月11日、東京文化会館で演奏致しますのでそちらもぜひ!それではまた。
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クァルテット・エクセルシオ(室内楽アンサンブル )

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