中村 優子(ソプラノ)

高山 圭子(アルト)

原田 博之(テノール)

髙橋 正典(バリトン)

倉戸 テル(ピアノ)

吉川 和夫(作曲・監修)

アーティスト名 / パート

せんくら・うた劇場 / アンサンブル

出演する公演番号

65

中村 優子(ソプラノ)
武蔵野音楽大学大学院声楽専攻修了。ウィーン国立音楽大学発声科、リート・オラトリオ科、ウィーン市立音楽院オペラ科卒業。
オーストリアにて「セビリヤの理髪師」「ホフマン物語」に出演。
1991年ハンブルグの第6回ロベルト・シュトルツ国際声楽コンクール入選。
日本オペレッタ協会「微笑みの国」に出演。仙台オペラ協会「メリー・ウィドウ」「コジ・ファン・トゥッテ」「愛の妙薬」「こうもり」に出演。「メサイア」「レクイエム」などのソリスト、子供のためのクラシックコンサートなど様々な演奏活動を行っている。日本演奏連盟、宮城県芸術協会、仙台オペラ協会演奏部各会員。常盤木学園高等学校音楽科、聖和学園短期大学、宮城学院女子大学音楽科各講師。

「子供の頃、夜空にはもっとたくさんの星がきらきら輝いていました。でも、いつか街の灯りの方が明るくなって、星はだんだん見えにくく遠くなっていきました。すべてが闇に閉ざされた震災の夜、ふと見上げると、空にはどこまでも広がる満天の星が久しぶりに美しく輝いていました。懐かしくて、思わず堪えていた涙が溢れてきました。私達はどこから来て、どこに行くのか?よくわからないけれど、一生懸命生きています。遥か宇宙の母なる銀河に見守られているのかもしれません。『銀河鉄道の夜』は私達が忘れかけたものを思い出させてくれる胸が熱くなる物語です。さあ、ご一緒に星めぐりの旅はいかがですか?」

高山 圭子(アルト)
国立音楽大学卒業。これまでに、ベートーベン"第九"、ヘンデル"メサイア"、バッハ"マタイ受難曲"、"ヨハネ受難曲"、"ロ短調ミサ"、ブラームス"アルトラプソディー"、モーツアルト"レクイエム"、ドヴォルザーク"レクイエム"他、オラトリオをはじめとする宗教曲等のアルトソロとして、仙台フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、東京交響楽団、日本フィルハーモニー、ほか数々のオーケストラと共演。第13回、第20回友愛ドイツ歌曲コンクール入選。第13回日本モーツアルトコンクール奨励賞、第5回長久手国際オペラ声楽コンクール入選。これまでに、木村俊光、クルト・ヴィトマー、故 毛利準、オルガ・ワルラ・コロ、富田静子、各氏に師事。ハッピーコーラス、フラワードリーム合唱団の指導、ラ・シャンテーヌ、コールキャロット、合唱団エピス、のヴォイストレーナー。日本演奏連盟会員。

原田 博之( テノール)
東京藝術大学声楽科卒業、同大学院音楽学(音楽教育・声楽)専攻修了。モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》でソロ演奏の後、日本歌曲やドイツ歌曲の分野で主に演奏活動。バッハ・コレギウム・ジャパン、横浜心理トレーニングセンター心理カウンセラー、東京藝術大学講師、日本女子大学附属高等学校教諭を経て、現在、宮城教育大学准教授。都留文科大学、常盤木学園高等学校各講師。小田原少年少女合唱隊、NHK仙台少年少女合唱隊、こーる・ゆう他各地で指導に携わる。華・日本の詩歌の会会員。

髙橋 正典(バリトン)
髙橋正典はその力強くエレガントな歌声で、「麗しい歌声」(米・アスペンタイムズ紙)、「類稀なる才能」(伊・ラ・レッテラ紙)など、世界中から高い評価を受けている。
南カリフォルニア大学声楽科を優等にて卒業、同研究科修了。全米最難関の登竜門、アカデミー・オブ・ヴォーカル・アーツ(AVA)所属を経て、渡伊。 「ジャンニ・スキッキ」「ドン・ジョバンニ」各タイトルロール、「ランメルモールのルチア」エンリコ(NYシティオペラ総指揮者ジョージ・マナハンと共演)、「椿姫」ジェルモン(ジュリアス・ルデールと共演)他、数多くのオペラに出演。アスペン音楽祭では同コンクールにて優勝、L.A.フィルハーモニー指揮者ミゲル・ハース・ベドヤとラヴェル「ドン・キホーテ」にて共演した。
国内では日本フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、山形交響楽団等と共演。近年はイタリア・アレッツォにて「蝶々夫人」シャープレスでステファノ・パリアーニと共演。2013年にはイタリア・シチリア島にて「リゴレット」ハイライトコンサートでタイトルロール、韓国・大邸オペラハウスにて「椿姫」ジェルモンを演じるなど、国外でも精力的に活動している。
本年度からはHeads Corporation(モデル・タレント事務所)に所属。歌手だけにとどまらない活動を行っている。2015年1月にはNY・カーネギーホールでのソロリサイタルを行う他、同年8月日立市主催によるオペラ「マクベス」タイトルロールでの出演が決定している。

倉戸 テル(ピアノ)
大阪生まれ。東京芸術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、東京芸術大学大学院修士課程を修了後渡米、1995年にジュリアード音楽院大学院卒業。
ソロの活動としてオーケストラとの共演や、ニューヨーク、東京、大阪などで多数のリサイタルを開催している。また、室内楽の分野では数多くの演奏家と共演し絶大な信頼を得ている。特にチェロ奏者藤原真理氏との共演回数は200回を超える。2008年にベートーヴェンのピアノトリオ「街の歌」を中心としたCDをリリースした(オクタヴィア・レコード/OVCX00042)。
ピアノを芝令子、矢部民、高良芳枝、故堀江孝子、マーティン・キャニンに、室内楽を故サミュエル・サンダース、ジョナサン・フェルドマン、チャールズ・ナイディックの各氏に師事。
宮城教育大学教授、宮城学院女子大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。

吉川 和夫(作曲・監修)
東京藝術大学大学院修了。NHKオーディオドラマ『ソフィーの世界』(蓬莱泰三・脚色)の音楽で放送文化基金賞(音楽・音声・音響効果賞)受賞。室内楽、合唱劇を中心に作曲活動を展開。合唱劇「ポラーノの広場」「銀河鉄道の夜」、合唱童話「やまなし」、混声合唱と和太鼓のための組曲「さくらのはなびら」や連作合唱曲「どうして あんなに」などがある。
CDには「トゥバラーマ~吉川和夫作品集」、国立劇場委嘱作品シリーズ「論義ビヂテリアン大祭聲明と狂言の語りによる」、「魂の行方 吉川和夫作品集」、竹田恵子オペラひとりっ切り「にごごりえ」(演出・恵川智美)など。宮城教育大学教授。