(C)Hiroshi Takaoka

アーティスト名 / パート

中村 紘子(NAKAMURA Hiroko) / ピアノ

出演する公演番号

1,2

早くから天才少女として名高く、第28回音楽コンクールにおいて史上最年少で第1位特賞を受賞。ただちにN響初の世界一周公演のソリストに抜擢され華やかにデビュー。その後、ジュリアード音楽院に留学、第7回ショパン・コンクールで日本人初の入賞と併せて最年少者賞を受賞。以後今日に至るまで中村紘子の名は日本のピアニストの代名詞となり、その演奏は国内外3700回を越える演奏会を通じて聴衆を魅了し、出版された50点近い録音もクラシックとしてはすべて桁外れの売れ行きを示している。2009年には『デビュー50周年記念アルバム』10枚組BOXセットがレコード芸術誌の第47回「レコード・アカデミー賞」(特別部門企画・制作)を受賞した。

日本芸術院賞・恩賜賞、紫綬褒章の他、ポーランド共和国文化勲章「グロリア・アルティス」ゴールドメダルなどピアニストとしての国際的受章も多い。

また、近年は浜松国際ピアノコンクールの審査員長を務めるなど、若手ピアニストの育成や紹介にも尽力している。

2009年9月にはデビュー50周年を迎え、2010年7月までに全国47都道府県をめぐるツアーを含む80回を越える「デビュー50周年記念コンサート」を行った。2012年も東京交響楽団と33年連続34回目となるニューイヤーコンサートに始まり、リサイタルや各オーケストラとの共演など意欲的な活動を行なっている。