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43 | 10/7(日) 17:15-18:00 仙台市青年文化センター/A.コンサートホール |
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〜仙台が誇る合唱団 グリーン・ウッド・ハーモニーの夕べ〜
1948年、戦災で焼け野原になった杜の都に「再び緑の森を!」という願いをこめて設立された。合唱団の愛唱歌であるメンデルスゾーンの「緑の森よ」にちなんでグリーン・ウッド・ハーモニーの名が付けられた。故福井文彦をはじめとする多くの指揮者に育まれ、1974年に現常任指揮者の今井邦男を迎えて以来飛躍的に発展した。現在活動団員約60名の混声合唱団として、今年55回となる定期演奏会の他、毎年12月の労災病院ロビーコンサートをはじめ、さまざまな演奏会や全日本合唱コンクール等で活躍している。
レパートリーはルネッサンス、バロックから現代作品まで多岐に亘る。転勤等で仙台を離れても遠隔地団員として在籍し、合宿や強化練習に参加してステージに立つ団員も多い。東京近郊の団員で結成した「関東支部」は約20名を数える。団内に自発的に誕生する小アンサンブル活動も盛んであり、宮城県合唱アンサンブルコンテストには毎年5団体程度が出場している。
これまでの主な記念演奏会に、福永陽一郎、関屋晋、黒岩英臣、高田三郎、皆川達夫、辻正行、ヘルムート・リリング、ミシェル・コルボの諸氏を客演指揮者に迎えている。2000年6月、宮城県芸術選奨受賞。2002年、50回年記念定期演奏会でJ.S.バッハ「マタイ受難曲」を演奏(指揮・今井邦男)。2005年には世界各地で開催されている第7回世界合唱シンポジウム(京都)に招待合唱団として参加し、仙台市出身の作曲家・鈴木輝昭の委嘱作品「斉太郎節考」の初演のほか、岡崎光治作曲「幻の祭り」(鈴木ヘキ作詞)を演奏し、好評を博した。
これまで全日本合唱コンクール全国大会に東北代表として24回出場し、うち金賞を8回受賞。ルネサンスと現代作品を多く取り上げるなど常に挑戦的な選曲と斬新な解釈で、問題提起を果たしてきた。2005年全国大会(新潟)ではA.シェーンベルグ作曲「月と人間」、ヘンツェ作曲「人殺しどもの時代を生き延びたお前が」を演奏、金賞第1位(文部科学大臣賞)を受賞、2006年は第2位(熊本県賞)を受賞2年連続シード団体に選ばれた。
また、真壁仁(山形)作詞の「青猪の歌」(田中利光作曲青森出身)、鈴木ヘキ(仙台)作詞「幻の祭り」(岡崎光治作曲)、組曲「蔵王」(佐藤眞作曲)など、東北にゆかりの深い合唱作品を取り上げ興隆に努めてきた。グリーンフェア仙台、仙台アジア音楽祭、みやぎ国体の式典、仙台バッハアカデミー、博物館や文学館など地元主催の演奏会には積極的に協力、東北労災病院ロビーコンサートをはじめ各種のチャリティコンサートなど地道な活動も続けている。
昨年11月全国大会9回分の演奏と委嘱作品<無伴奏混声合唱のための「斉太郎節考」〜宮城の民謡による三つの頌詠〜>からなる2枚組CD「グリーン・ウッドセレクションNo2」を制作した。
今年は他に3月に水と緑の音楽祭(郡山市)招待演奏の他、6月1日(金)に仙台駅赤煉瓦コンサート、7月8日(日)の第55回定期演奏会(東北福祉大けやきホール)、11月11日(日)の全日本合唱コンクール全国大会(東京文化会館)などの予定がある。
高校生以上で合唱を愛し毎週火・木曜及び月1回週末の強化練習に参加できる方であれば誰でも入団可能。職業、年齢ともに多様なメンバーが揃っている。
1942年大連生まれ。父にピアノと作曲の手ほどきをうける。東北大学教育学部(音楽専攻)卒業。作曲を福井文彦、高田三郎、指揮法を福井文彦、黒岩英臣、久山恵子に師事。ケンブリッジ州立芸術工科大学音楽学部に留学、指揮法・合唱・ハープシコード(M.ポッツ)、リコーダー(E.ナレン)を学ぶ。他にG.レオンハルト、K.ギルバートのハープシコードマスタークラス、シュトゥットガルト国際バッハアカデミー、東京バッハアカデミー等でH.リリングの指揮クラス学ぶ。2004年宝塚でトヌ・カリユステの指揮法マスタークラスをアクティヴで受講。
尚絅学院大学女子短期大学部教授、同宗教部長、仙台バッハアカデミー音楽監督兼事務局長、全日本合唱連盟副理事長、同東北支部長、宮城県合唱連盟理事長、日本作曲家協議会会員、日本合唱指揮者協会会員、仙台作曲家集団同人、久山恵子指揮法仙台教室主宰、グリーン・ウッド・ハーモニー、合唱団「六月の歌声」、コールツェルコーバ、コールなでしこ、東北電力ミッターゲッセンコール常任指揮者
宮城県芸術選奨、宮城県教育文化功労賞等受賞、全日本合唱コンクール全国大会、宝塚国際室内合唱コンクール等でグリーン・ウッド・ハーモニー,合唱団「六月の歌声」と共に金賞受賞多数。2005年2006年には文部科学大臣賞等を受賞、全国大会2年連続シードに導く。
(主要作品)
東北民謡による管弦楽組曲、ユーホニウム・オーボエ・ピアノのためのビチニア1番「空」、歌曲集「喪の種族」、混声合唱組曲「挽歌」、「出港」、女声合唱組曲「おやすみなさいのほん」、5群のための合唱曲「天狼」等。女声(児童)合唱曲集「花と木の歌」出版(全音)
2002年7月ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習でバリトンソロのための芭蕉「おくのほそ道」をクルト・ヴィトマー氏により初演。その後世界各地で再演されており、2005年はザルツブルグ音楽祭、昨年はバーゼル(スイス)、フランス、イタリア、リンツ(ドイツ)で演奏されている。
4歳よりピアノを始め、ヤマハ音楽教室専門コース修了。
桐朋学園大学附属子供のための音楽教室修了。
桐朋女子高等学校音楽科(共学)卒業。
1994年、桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマコースを経て渡露。
2000年、モスクワ音楽院卒業。
2001年、第1回仙台国際音楽コンクール、セミファイナリスト。
2002年、モスクワ音楽院大学院修了。
2002年、第3回ラフマニノフ国際ピアノコンクール(モスクワ)にて第1位を受賞。
2004年、ロシア・ペルミ市長より功労感謝状を授与される。
モスクワ音楽院大ホール及び小ホールにて協奏曲とリサイタルを数回開催。
モスクワ、タンボフ、イジェフスク、ペルミ、ヴォローネジ、オムスク、ヴォログダ、キスロヴォツク、トゥーラ、ベルゴロド等にてリサイタル、協奏曲のソリストとして出演。
フェドセーエフ、コーチネフ、アンナマメードフ、シェスタコフ、ヴァシーリエフ、ヂャチェンコ等の指揮者と協演。
国内では町田市民ホール、東京文化会館、練馬文化センター、秦野文化会館、日本大学カザルスホールでリサイタルを開催。横浜みなとみらい、習志野文化ホールでコンサート開催。秦野市民交響楽団、町田フィルハーモニー交響楽団と協演。
ピアノを小西由紀子、坂田晴美、兼松雅子、A.ムンドヤンツ、V.メルジャーノフの各氏に師事。伴奏法をM.クラフチェンコ、室内楽をA.ボンドゥリャンスキー、指揮をE.クストフスキーに師事。
2007年、タイ・バンコクにて外務省認定事業「日タイ修好120周年記念コンサート」にソロ・ピアニストとして出演。郡山にて市主催「水と緑の音楽祭」グリーン・ウッド・ハーモニーピアノ伴奏者として出演。
2007年春より、尚絅学院大学女子短期大学部保育科教員。
仙台市出身。宮城県第二女子高、弘前大学教育学部卒業。桐朋学園大学音楽療法講座修了。12歳より合唱を始め、大学卒業後グリーン・ウッド・ハーモニーに入団 声楽家で同団のヴォイストレーナー清水明子氏に出会い師事、声楽を志す。1995年より仙台バッハアカデミーにおいて、K.グラーフ、K.ヴィトマー、C.ドゥ・ブロイン各氏の「声楽」、R.ペッシュ氏の「即興」マスタークラス受講 96年ドイツ・ケルンにおけるドイツ歌曲ゼミナール(ブロイン氏)に参加。ブーケの会、仙台シューマン協会等の演奏会に出演。現在、グリーン・ウッド・ハーモニーソプラノパートリーダー。宮城教育大学の学生相談室非常勤インテーカーの他、音楽療法の現場として病院や高齢者デイサービスセンター等に携わっている。
福島市出身。福島女子高、尚絅学院短期大学保育科卒業。同保育専攻科修了。声楽を清水明子氏、指揮法を久山恵子氏に師事。1986年より仙台バッハアカデミー声楽クラスを毎年受講。カトリン・グラーフ、K.ヴィトマー、クリティアン・ドゥ・ブロイン、コーネリア・カーリッシュ、バーバラ・ゴール諸氏のクラスで学ぶ。ブーケの会主催演奏会に出演のほか、マタイ受難曲(バッハ)、クリスマス物語(シュッツ)、ヨハネ受難曲(ペルト)等にソリストとして出演。
現在、コールしおがま、ドリーム・シンガーズ指揮者、グリーン・ウッド・ハーモニー、合唱団「六月の歌声」コンサートマスター。
札幌市出身。宮城学院高等学校、国立音楽大学声楽科卒業。
1999年渡欧、オルガ・ワルラ・コロ氏、2000年よりクルト・ヴィトマー氏に師事。ファドゥーツインターナショナルマイスタークラス(リヒテンシュタイン)、チロルボーカルアカデミ(オーストラリア)、南チロルマイスタークラス(イタリア)等に参加。2002年友愛ドイツ歌曲コンクール入選。メサイア、第九、マタイ受難曲等のアルトソロとして出演。これまでに、千田ふみ、毛利準、富田静子に師事。