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早川りさこ(ハープ)

2007年06月24日
早川りさこ

皆さん、こんにちは!
ハープの早川りさこです。

今回のせんくらで、10/7の昼間11:30〜と夕方17:30〜の2回に出演させて頂きます。楽しみです!

では、自己紹介です。。。

出身/千葉県
血液型/B
誕生日/12月12日
好きな事/泳ぐ事、 おいしいパン屋を探す事、 星を眺める事

ハープを始めたのは、、、母がハープを弾いていたので家に楽器があり、小さい頃から習っていたピアノをやめたくて「ハープをやるので、ピアノをやめさせて」と親に頼みました。そして今に至ります。

N響での仕事や、ハープ奏者の苦労、最近はまっている事など、、、書こうと思っています。

1週間お付き合い下さいね!

 
2007年06月25日
早川りさこ

今日は、せんくらで共演する2人の演奏家をご紹介します。
2人ともN響の仲間です。

まずオーボエの池田昭子さん。
出身/宮崎市
血液型/A
誕生日/10月4日
趣味/読書
*のだめカンタービレで、オーボエの黒木君の実際の演奏は彼女がしているんですよ!
いつも穏やかで、オーケストラの曲で、大変なソロのある曲でも顔色一つ変えずにバッチリ決める。。。。すごい人です。
彼女と演奏するメインの曲はサンサーンス作曲のオーボエソナタ。
この曲はサンサーンスが亡くなる直前、86歳のときに作曲されました。
一、二楽章ともフランスの田舎の風景をを思い起こさせる牧歌的なフレーズがどこまでも美しく続きます。
特に二楽章のアルペジオのに続くAd libtum(任意に)と書かれたオーボエの自由な旋律が印象的です。
オリジナルはピアノとオーボエですが、ハープと共に演奏される機会も多い曲です。

ヴァイオリンの大宮臨太郎さん。
出身/横浜
血液型/A
誕生日/1981年7月5日
趣味/フットサル
*第1回仙台国際音楽コンクールで5位入賞。覚えてらっしゃる方も多いのでは?

N響では次席奏者として活躍。落ち着いていて頼もしい存在です。
サッカーボールを蹴っている時は普通のスポーツ青年なのに、ヴァイオリンを構えた途端にアーティストに変身。
力強くて説得力のある音楽を奏でてくれます。
彼とのメインの曲は偶然にもサンサーンス作曲の「ファンタジー」
まるで物語を読んでいるような気分になる曲です。
最後のくだりでは幸せな音と空気が訪れて、ハープのグリッサンドで
ファンタジーを締めくくります。
大切にしたいオリジナル作品です。

#それぞれの舞台では、1曲は3人で演奏します。
ちょっと珍しいこの組み合わせのアンサンブル、おいで頂けましたら嬉しいです!!!

 
2007年06月26日
早川りさこ

今日はオーケストラの定期公演のリハーサル日でした。
10時から練習が始まり、休憩、お昼休みを含んで15:15までです。
練習所の雰囲気はこんな感じ。1回目の休憩に入った所です。ハープの席から撮りました。

N響の建物はちょっと古く、エアコンも古いタイプで自動の温度調節がついていないので、練習に熱が入ってくると「暑い〜」という声があがり、ステージマネージャーが温度を下げに行きます。

そうすると。。。吹き出し口がハープの真上にあるので、私の所は寒くなるのです。。。その為、夏でも長袖のセーター、フード付きのもの、スカーフなどが手放せません。

さて、今日の曲はチャイコフスキーのマンフレッド交響曲。あまり演奏される機会が多くはないようですが、面白い曲です。ハープは2台です。2人の息が合うととても効果的になる様に書かれています。

頑張ります!

 
2007年06月27日
早川りさこ

お昼ごはん!

練習の合間の1時間のお昼休みは、近くのレストランに行ったり、お弁当を買ってきたり、出前をとったり。。私は、休憩の後半20〜30分は午後の練習の為のチューニングをしなければならないので、外でゆっくり食べる事が出来ません。

そこで、お弁当になる訳ですが、、、

近くにとっても美味しいお店があるんですよ〜!
「オレンジスプーン」お店の名前です。レストランなのですが、お弁当にして貰います。とにかく美味しい!
素材にこだわりがあり、栄養のバランス、丁寧な味付けが最高。
見た目も美しく、作り手の「美味しいものを味わって欲しい」という気持ちが伝わって来ます。
うふふ。。

この味が楽しみで、午前中の練習、頑張っちゃおう!って気持ちになります。

ちなみに今日のメニュー
*彩穀米(群馬県浦部農園の無農薬有機栽培米)のツナと昆布の混ぜご飯
*トローリとしたカニクリームコロッケ!
*豆腐のオクラととろろ昆布がけ
*ほうれん草とシメジの和え物
*ゴボウのお漬けもの
*メークインのモツァレラチーズとトマト和え
*グリーンサラダ
850円

今日も美味しかった!ごちそうさまでした〜!

 
2007年06月28日
早川りさこ

今、母校の芸大と芸大附属高校で教えています。
ハープの生徒同士は本当に仲が良く、試験の前などには、自主的に肝試しならぬ「弾き合い会」をやっています。
「緊張する」練習です。

ライバルでありながら、お互い助け合い、励まし合う。彼等はお互いに
理想的な関係を築いています。

たまたまこの日は弾き合い会があり、
残念ながらハープ科の生徒全員ではないものの、たくさん集まっていたので、彼女たちの笑顔で明るく華やいだ雰囲気のハープ部屋でパチリ。
(一人、学生でない人間が混じってますが。。後方右端は私。。)

舞台で緊張するのは当たり前。それをうまくコントロール出来る様になる為には、「場数」を踏む事が大事。
みんな試験頑張って〜!

ところで、よく訊かれる質問が「男性ハープ奏者はいるのですか?」
もちろん、いらっしゃいます。

そういえば以前、男性ハーピストがぼやいていましたっけ。
「オーケストラにエキストラで行くと、『なんだ、今回は男か、、』
と言われるんだよね」と。(笑)

 
2007年06月29日
早川りさこ

皆さんは気分転換、どうしていますか?

私は、ここ最近、水泳と筋肉トレーニングにはまっています。

舞台で演奏するという仕事はとにかく緊張の連続です。
もちろん、当日舞台に出てしまえば、楽しんで演奏するだけなのですが、
そこに至るまでには結構ストレスがあります。
体はそれほどでもないのに、頭だけが疲れてしまうんですね。
そこで、バランス良く体も使ってみよう、という事で始めました。

泳いでいる時は日頃の自分を全て忘れ、水に浮くただのほ乳動物でいられる、その時間がたまらなくいいのです!気分転換がうまくいかないと、さっきまで練習していた曲がいつまでも頭の中で鳴り続けてしまうのですが、
そんな状態から解放されます。

もともと泳げなかったのですが、ようやくクロールが出来る様になり、今、バタフライに挑戦中です。ただ、力があまりないので、鍛えなければ!という事で筋トレにも取り組む事になりました。

パーソナルトレーナーの先生に付いて、正しい鍛え方(自己流だと却って体を傷める可能性があるので)を教わりながらやっています。枝光聖人先生はボディビルダー。それこそ筋肉のプロ。

「明日は朝からリハーサルですか? では腕に筋肉痛が残らない様にやりましょう」など、ハープを弾くのに支障がないようにプログラムを考えて下さいます。

体に無関心だった私にとって先生の専門的な説明はまさに「目から鱗」。仕上げには使った筋肉をストレッチして貰います。

あっという間に時間が過ぎます。そして帰宅後ゆっくりお風呂に入り、心地よい疲労感の中で眠りにつきます。

 
2007年06月30日
早川りさこ

ブログも今日で最後です。7日間って早いですね〜!

さて、
私は音楽活動を始めてから、ハープの音が求められているなら、どこにでも飛んで行く、というスタンスでやって来ました。オーケストラ、アンサンブル、ソロ、レコーディング、子供たちの為の音楽教室、病院コンサート、などなど。。

この経験で感じた事は、どんな場所でもどんな編成でも、共通して得られる喜びは、聴いて下さっている方々と「音」と「呼吸」を分かち合える事。

これはライブ演奏が行われている「場」で生まれる独特なものだと思います。

複数のお客さまと、舞台の演奏者とが、1つになる、その「間」と「空気」。

幸せを共有、共感出来るって凄い!と毎回思います。

今回、せんくらの舞台で、ハープ独奏でヒンデミットのソナタから第3楽章を演奏します。

この曲はヒンデミットが、ヘルティという詩人の詩に感銘を受け、それを元に作曲しました。当日はその詩を読んでから演奏します。

この詩の中にハープが独りでに鳴る、という部分があるのですが、ヒンデミットはきっとハープが風に吹かれて微かに鳴るのを聴いた事があるに違いあり
ません。

私は以前、野外コンサートで風が止むのを待っている時に、その音を聴きました。その「音」をヒンデミットはまさにこの曲の中に使っているのです。

素敵な曲なのです!

是非皆さん、おいで下さいませ!
一緒に音と音から生まれる幸せな「空間」を楽しみませんか?

では、、1週間お付き合い下さりありがとうございました!
10月にお目にかかれますように!