皆さんこんにちは!仙台フィルメンバ−による金管五重奏です。今年はオ−ケストラだけでなくアンサンブルでも参加させて頂き今から楽しみにしています。しかもこれを書いている時点でチケットが完売になっているそうで何とも光栄です。メンバ−はトランペット 森岡正典、持田眞、 ホルン 斎藤雄介、 トロンボ−ン 菊池公佑、 チュ−バ 大塚哲也の仲良し五人組でお送りします。ちなみにこのブログ、今回の担当は仙台フィルで一番漢字の苦手な持田が辞書を片手に書いております・・・。
さて今回は金管アンサンブルのなかでも一番オーソドックスな編成です。この世界でも流行があり、僕が学生の頃は10人ぐらいの大編成が主流でした。幾つもの団体が演奏会を行っていましたが、段々数少なくなり、それに替わって、同種楽器による演奏会(例えばトランペット10人のアンサンブル)が盛んになりました。でもなかなか大人数を続けるのは難しいようで、この五重奏が現在一番行われてます。
せんくら2007では皆さん親しみのある曲を選んでみました。
まずオ−プニングは「ワシントン・ポスト」、マ−チ王ス−ザが作曲した有名な行進曲です。ブラスといえばやはり行進曲やファンファ−レですよね。
そして次はヘンデルの「水上の音楽」です。バロック時代の作品ですが、この時代の曲はまるで金管アンサンブルの為に書かれたかのような曲でとても華やかなサウンドです。一回り小さいピッコロトランペットが活躍します。お楽しみに!
マウレルの「三つの小品」は、僕が学生の時よくアンサンブルコンク−ルで演奏されていた曲で可愛らしい小品です。
「ウェスト・サイド・スト−リ−」はバ−ンスタインの作品です。作曲家だけでなく指揮者としてもとても有名な方でした。後進の指導にも、とても力を注いでました。
プログラムの最後に演奏する「ある日の草競馬」は田舎町で行われる草競馬の様子をフォスタ−のメロディ−を編曲してドタバタ風にしてあります。演奏する私たちも時々暴れすぎ?ちゃうことがあります。さてどうなることやら・・・。
コンサ−トでは、演奏だけでなく楽器やメンバ−の話など織り交ぜながら皆さんと楽しい時間が過ごせたらと思っております。日頃のオ−ケストラでのチ−ムプレイやダイナミックなサウンドをお楽しみ下さい。
仙台フィルハーモニー管弦楽団トランペット奏者
持田眞(もちだ・まこと)
今回の記事から五回に渡りメンバー紹介をしていきたいと思います。
まず一回目はブログ担当の私 トロンボーンの菊池<大御所>公佑が自分自身を紹介したいと思います。
僕が仙台フィルに入団したのは五年前で、オケの中でもまだまだ若輩者...諸先輩のご指導のもとになんとか頑張っております。
というわけで仙台フィルの金管5重奏も五年目でして...こちらも諸先輩のご指導のもと...しつこいですね。
気が付けばもう五年と言うのが本音で、五年も経つといろんな事がありました。まずは、オケに入った年にぎっくり腰で人生初の入院...ついでに初の救急車も経験。むちゃくちゃ痛かったなあ...寝てても痛いんですよ。この時はオケも休んでしまい、大先輩矢崎さんに代わりに緊急出動して頂きました...。ちなみに腰痛は慢性になったようで、翌年にもまたギクッといきまして...これも第2回矢崎さん緊急出動で助けて頂きました。その後も何度かギクッとしましたが、諸先輩のご指導のおかげで完治!!とはいきませんが、腰痛とも仲良くしてます。腰だけじゃなく良いことも沢山あるんですよ。
仙台フィルのニューイヤーコンサートでソリストを経験させてもらったり、仙台トロンボーンプロジェクトを結成し、フェスティバルやコンペティションなどのイベントを企画してトロンボーンを通して沢山の方々と交流を持てました。そして何よりの幸せは二年前に仙台美人と結婚したことです。定期演奏会の公開リハーサルで、いきなり結婚行進曲を演奏してくれたことは一生忘れられない最高の思い出です。仙台フィルって最高でしょ?
そんな思い出いっぱいの仙台の大イベント<仙クラ>にオケだけでなく今年は金5でも参加出来る事を楽しみにしてます。諸先輩のご指導を賜り頑張ります。
仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者
菊池公佑(きくち・こうすけ)
金管5重奏メンバー紹介の記念すべき二回目は仙台フィルが誇るトランペット奏者森岡正典氏です。
森岡さんの音を初めて聴いたのは、僕が大学生の時に仙台フィルのエキストラに初めて呼んで頂いた時でした。かれこれ十年以上経ったんだなあ...ちなみにこの時に一緒にエキストラで行ったのが今回の金5のテューバの大塚さんです。若かりし2人は牛タンを中心に食いまくりました...この辺の詳細は大塚さんのコーナーで話すとしまして、森岡さんの印象はかなり衝撃的でした。勿論良い意味で...(≧▽≦)とにかく良い音なんです。良い音では言い足りないぐらいむちゃくちゃ良い音です。
前号での話にオケが僕の結婚祝いにメンデルスゾーンの結婚行進曲を演奏してくれたと話しましたが、ど頭の、ドドドド〜が絶品!今も脳裏に焼き付いてます。('-^*)/
自由自在に楽器を操り、楽器を吹いていると言うよりも歌っているという方が相応しいです。
僕も感じましたし、仙台フィルにエキストラで来る方や、もちろんお客様の声からも仙台フィルは音が綺麗だという声をよく耳にします。
その綺麗な音を長い間かけて作ってきた立役者がトランペットの一番奏者森岡さんではないかと思います。文字通り花形スターです。
そんなスターを僕から見ると、紫が好きで、愛車を愛し、お洒落で、お笑い好き、字が綺麗、物を大切にする、音色と同じように繊細で大胆、勇ましくもあり優しくもあり、笑いあり涙あり、というわけで非常に魅力的な人物であります。オケに入りたてで、びびっていた僕を何度となく勇気づけてくれたりアドバイスしてくれたりと、目標であり尊敬する音楽家の1人です。
山形出身仙台在住の森岡(盛岡)さんのトランペットが奏でる音、音楽を聞いて欲しいです。
乞うご期待o(^-^)o
仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者
菊池公佑(きくち・こうすけ)
ちょうど折り返し地点の三人目は、金管5重奏でも真ん中に座るホルンの斎藤雄介君の紹介をします。彼は前任者の上間君の異動に伴い、難関のオーディションを乗り越えて晴れて9月から入団します(8月末現在)。若き期待の新星!ピカピカホヤホヤピチピチのホルン吹きです。というわけでネタが無いので本人からの自己紹介をお送りします。
こんにちは。金管五重奏でホルンを担当します斎藤雄介(さいとう・ゆうすけ)です。
皆様どうも初めまして。m(__)m
私は9月より仙台フィルに新しく入団させていただくことになりました。宮城県の皆さん、東北の皆さんに音楽を身近に楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します!
…ということで、この“せんくら”にも今回初めて出演させていただくわけですが、たくさんのコンサートを気軽に楽しめるこういったイベントは本当に素敵!今(8月下旬!)からとても楽しみです。是非みなさん、ご家族と、友達と、恋人と(!)…“せんくら”へいらしてくださいね。
さてさて、今回の“せんくら”では私にとって他の楽しみがあるんです。
何だかわかりますか??
…絶対にわからないと思います!(笑)
実は、金管五重奏で共演するTubaの大塚哲也氏(以下、大塚先生)とは不思議な縁がありまして、なんと地元が同じ千葉県の東金市!
…というだけならまだよくある話ですが、出身の中学、高校、大学、そして初入団したオーケストラがすべて同じなのです!!
こういった偶然もあるんですね。信じる信じないは別として、江原さんと美輪さんに「これは必然よ。」っておそらく言われると思います(笑)。
大塚先生には、私が高校生の時から色々と目をかけていただき、本当に感謝しています。今回が初めて(?)の共演ですから、私が楽しみなワケ、おわかりいただけたのではないでしょうか?
9月から入団ということで、今引越の準備でとても慌ただしいです。慣れない土地での新生活は、なかなかパワーが必要なことだと感じていますが、肉を食べて、温泉に浸かって、ジムで鍛えて(早く入会しなくては!)、いっぱい練習して頑張ります!
それでは皆さん、まだまだ暑い日も続きそうですが、暑さに負けずお過ごしください。
斎藤でした。m(__)m
早いものでメンバー紹介も残すところあと2人となりました。またまた記事担当は大御所様(トロンボーン)に戻りました。
記念すべき四人目は、トランペットの持田真(もちだ・まこと)さん。オーケストラでは主に二番トランペットを担当していますが、一番の森岡さんとのコンビ歴は25年ということで僕が生まれる前から一緒にオーケストラでいてたんですね...。長年かけて作ってきたサウンドは、あうんの呼吸そのものです。2人とも綺麗な音で、さらに合わさるとまたまた綺麗になるんです。演奏以外でも2人の呼吸はピッタシカンカン、リハーサル中にも2人がブツブツと話しているオヤジギャグが聞こえて来るのがオケの雰囲気を和ませてます。
僕から見た持田さんは、優しい、何事にも真剣、車好き、芸達者、赤が好き、子沢山といった感じです。
持田さんとの思い出と言えば、まずは新入団員歓迎会で歓迎されるはずの僕が持田さん率いるパフォーマンス部に入り、まりちゃんズ(天地まり、辺見まり、芳村まりのマネ)というトリオを組まされて、歓迎会前にメイクや衣装合わせ、ネタ合わせなど猛練習した記憶があります。その後数々の持田伝説に参加出来たことも誇りに思ってます。これが縁?だったのか、仙台フィルメンバーによるパフォーマンスチーム104(とよ)またの名をしげるバンドに僕も誘われ、今も持田さんから芸の指導を受けております...。
ちなみにこのブログは104(とよ)のコンサートが行われる下北半島の陸奥へ移動中の車中(運転手持田さん)で書いてます。今回の104(とよ)での持田さんはモッチ.ゴンザレスという役を演じてます。こちらの方も機会があれば皆さん聞きに来てくださいね。
そんな芸にもトランペットにも真剣に取り組む持田さんの趣味は車です。愛車の赤い彗星コペンを大切に乗っています。写真は仙台ハイランドサーキットコースでレースに出た時に撮ったそうです。コペンは2人乗りのかなり小さい車なんですが、比較的サイズの大きめな持田さんが乗っているのを外から見ると中は真っ黒になっちゃんです...すいません。 とにかく趣味も真剣っす!
トランペットも勿論真剣に取り組んでいて、つい先日シカゴから来日していたレックスマーティン先生のレッスンに車で片道400キロを一緒に日帰りで行ってきました。いつまでも向上心を忘れずに前向きな姿勢は心から尊敬してます。
金管5重奏では曲目紹介などトーク担当でもあるので、軽快でセンス抜群のトークもお楽しみに!
仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者
菊池公佑(きくち・こうすけ)
「今日は現代曲のリハーサル。休憩中に次の仕事で使うチンバッソの練習をしています」
仙台フィル金管5重奏のメンバー紹介も、いよいよ最後のひとりになりました。最後の1人は、なんと仙台フィルメンバーではありません。現在、東京フィルハーモニー管弦楽団チューバ奏者として活躍している大塚哲也(おおつか・てつや)さんです。昨年まで九年間仙台フィルブラスセクションを支えてきた大塚さんは、僕の大学での一級先輩にあたり、18歳の時からの付き合いです。僕の印象は今も昔も一緒で、頭の良い人、努力家、面倒見が良い、いじめっこ...です。
ただひとつ変わったことがありまして...体型です。昔から比べて今は約半分の体重。大塚さんの思い出は、かなり沢山ありますが食べ物の思い出がほとんどです。
僕が初めて仙台フィルにエキストラで呼んで頂いた時、大塚さんも一緒にエキストラで来ていたのですが、しょっちゅうエキストラで来ていた大塚さんの案内で牛タン屋さんに連れて行って頂き、2人で六人前、ご飯大盛2杯、テールスープ2杯を食べたのは今も忘れられません。その後、大塚さんはすぐに仙台フィルに入団し、今度はエキストラで呼んで頂くたびに自宅に泊めて頂くことに...牛タン、寿司...とにかく旨いものを沢山食べに連れて行って頂きました。勿論、量も沢山食べました。そして、夜は必ず近所の健康ランドでサウナ三昧で一汗かいて帰るというコース。
そんな豪快な食べっぷりの大塚さんが今や....細かいことはコンサートで必ずやトーク担当持田さんから話がでると思うので楽しみにしていて下さい。
体重は半分になりましたが、音は半分にならないんですよね。パワーアップしたぐらいかも知れません。僕も、久しぶりに一緒に吹けるのを楽しみにしてます。乞うご期待!
仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者
菊池公佑(きくち・こうすけ)
仙台フィル金管5重奏のブログも最終回を迎えました。
最後を飾るのは、勿論ブログマスターの私、菊池<大御所>公佑です。
持田さんの紹介を書いていた時が陸奥への移動中だったわけですが、無事に到着しまして、いよいよ数時間後に本番という緊張感の中で書いてます。
ちなみに隣で持田さんがマイクテスト中。
今回はマグロで有名な大間の近くの大畑町の小学校に来ました。海の向こうには北海道が見えるんですよ!そして大自然の中で育った子たちは、なんと全校生徒六名!!そして出演者九名!という貴重な体験を前にワクワクドキドキです。
写真にも撮りましたが、昭和の香り漂うレトロな木造校舎は最高! 体育館も木造で暖かい響きがします。楽しみ〜!
というわけで、仙台フィルは色々な形で皆様の前に現れます。金管5重奏も<せんくら>の前に、9月23日仙台駅のコンコースで行われる駅コンで演奏します。こちらの方も是非聴きに来てくださいね。<せんくら>のコンサートではお陰様で完売ということで、5人ともいつもより気合いが入っております。皆様にお会い出来るのを楽しみに頑張ります。
あっ!そろそろ本番の準備をしないと...この辺で失礼します。
仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者
菊池公佑