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聞き手の平井プロデューサーと |
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■五嶋 節(講演)
GOTO Setsu (lecture)
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大阪生まれ。母親は現在に至るまで小さな薬局を経営しており、父親は空手道場を開いていた。ヴァイオリンに興味を持ち音楽学校に進みオーケストラのエキストラやら多少の活動はしたが、結局見合い結婚で主婦となる。そこで生まれた子供が「みどり」でその子にヴァイオリンを触らせるうちに特殊な才能に気付き、親子でニューヨークへ。離婚し、ほぼ一人でみどりにヴァイオリンを仕込み、生活を支え、母親業もこなす。みどりが世界的ヴァイオリニストになり始めたころ、再婚し「龍」が生まれる。みどりとは別の育て方を、とも思ったが結局、龍にも独力でヴァイオリンを仕込む。みどりはヴァイオリニストとして大成してからニューヨーク大学で心理学を学び超優等の成績で卒業。龍はハーバード大学に合格し、理系を学ぶなど、子供たちは音楽にとどまらない素養を身につけている。音楽家の両親の少なくともどちらかは、通常その道をやらせるのに熱心だが、節の場合はその度合いが並外れている上になおかつ「結果的に、ヴァイオリンを選ぶ選ばないは本人の自由」と本気で思っている。その親として、人間としての経験、見識はすべての方に聞いていただくに値すると思われる。 |
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